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【運を引き寄せるマナー講座 第四回】身だしなみと言葉遣いを学ぶ

皆様こんにちは。私はマナー講師・キャリアコンサルタントの高沢と申します。
本日は「身だしなみと言葉遣いを学ぶ」この講座を進めていきたいと思います。

身だしなみとおしゃれの違い

皆さん、服装を表す言葉として「身だしなみ」という言葉と「おしゃれ」という言葉がありますが、この違いはご存知ですか?
「おしゃれ」というのは "自分のためのもの" であり、自己表現を表すものですね。それに対し「身だしなみ」というのは "相手のためのもの" なのです。

マナーというのは "相手を思う" ということを一回目の講座からお伝えしておりますが、 "相手のことを思って服装を整えること" を「身だしなみ」というのです。なので、TPO= "時と場所と場合に合わせて" 服装を変える、これも相手に対する思いやりなわけです。

例えば、結婚式で華やかな服装をするのはなぜでしょう? 華やかな日、新郎新婦をお祝いする意味、その心を込めるために、華やかな服装をしていくわけですよね。ではお葬式で喪服を着るのはなぜでしょう? 喪服の黒は、普通の洋服の黒とは違い深い黒になっております。これはご遺族の方の深い悲しみ、その心に寄り添うために、深い黒を着ていくわけですね。

このように「身だしなみ」というのは "相手の気持ちに寄り添い、相手を思う" それを "服装に形に表したもの" なのですね。

言葉遣いのコツ

身だしなみも相手に寄り添うことですが、次の「言葉遣い」も同じです。
「言葉遣い」はまず "敬語" というのが出てくるかなと思います。ただ私は敬語を "使えばいい" というのではなく "どのように敬語を使うか" ということも大切だと思っています。
皆さんの中には「敬語というと、これも硬くて面倒くさくて難しいもの」と思われる方が多くないでしょうか? 「苦手な人はいますか?」と聞いてみたら天龍さんたちも手を上がってますね。

確かに色々なことを言い出すと、とても難しいのですが、簡単なコツをお伝えします。
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類がございます。丁寧に言いますと、実は5種類に分類されていますが、マナーの上ではこの3種類と思っていただいてよろしいかと思います。

「尊敬語」
相手の行動に付ける言葉ですね。例えば「話す」→〇〇さんが「おっしゃる」。「〇〇さんがこうおっしゃいました」そんなふうに使いますよね。
そして漫画の左側にあるように、②の「お〜になる」という公式に当てはめて「お話になる」という言い方もできます。また③のように「れる」「られる」(これは尊敬の助動詞と言われています)をつけることで「話されました」という敬語にすることはできます。

しかしこのように申し上げると、そこで「難しいな」と思ってしまう方もいらっしゃるので、私のオススメは、②「お〜になる」これに言葉を入れれば全てがうまくいくという感じですね。
例えば「書く」→「お書きになる」/「待つ」→「お待ちになる」このように全て尊敬語が簡単に出来上がってしまうのです。

「謙譲語」
これは「お〜する」と言葉を入れていきます。こちらの謙譲語の主語は "自分" ですよと書いてありますね。なので、自分の行動につける言葉なのです。
これも作り方としては、謙譲語に変えてしまう一番の言い方で(配置をするなどという言葉もありますが)私のおすすめは「お〜する」という公式に入れるということです。
例えば「読む」→「お読みします」/「待つ」→「お待ちします」ですね。この「お〜する・します」これに入れてしまえば、謙譲語はもうバッチリです。

「丁寧語」
「です・ます」を使う言葉ですね。丁寧語は意外ととても便利に使えますので、この使い方もお伝えしたいと思います。
例えば、普段の場面では敬語を使うのですが、お取引先の方がとてもフレンドリーに話しかけてきたと。ご常連様もいらっしゃいますよね? そうするともう本当に距離が近い関係の方とお話をする場面ですので「普通に喋ってしまった方がいいのかな?」と思われる方もいらっしゃると思います。

硬い敬語を使いすぎてしまうと、どうしても距離ができてしまったり、冷たく聞こえたりしますので、この場合どうしたらいいかなと困る方が多くいらっしゃいます。

そこで登場するのが「です・ます」ですね。天龍さんが「御社の商品が素晴らしくいらっしゃるので、私なんか滅相もないです」なんて、たくさんの敬語を使っておりますが、「本当に良い商品ですね」「本当に良い商品でございます」と言っていただければ、相手とのフレンドリー感も大切にできますし、かといって決して立場を平等にしてしまった感にはならないと思います。

丁寧語はとても便利に使えますので、皆さんも使ってみてくださいね。

気持ちを込めた話し方

そしてあとは「話し方」ですね。
敬語を学んでいただきますと、とても丁寧なお話ができます。しかし敬語はどうしても距離を作る言葉ですので、抑揚無くフラットにお話をしてしまうと、冷たく聞こえたり、事務的に聞こえたりしてしまいます。
ですので敬語を使うときの注意点としては、心を込める思いやりの気持ちや、相手の気持ちに寄り添うために "声のトーン" や "表情" なども一緒に話し方に入れていただくと、とても素敵な敬語が出来上がるのではないでしょうか。

さて、ここまでに四つのビジネスマナーの要素を学びました。最後の五つ目は次回の講座でお話しますね。

まとめ

それでは本日のポイントです。

「身だしなみのポイント」
身だしなみは "相手の気持ちに寄り添う" ことです。ビジネスの上での身だしなみはスーツが多いですね。するとスーツの "着方" も大切になります。シワがあったり、ヨレヨレなスーツを着て行ったり...そうすると「相手に対する配慮が欠けている」と思われてしまいます。

「尊敬語のポイント」
言葉遣いも勉強していただきました。「尊敬語」の作り方は三つありましたが、敬語初心者の方は、②の「お〜なる」これに入れる方法を覚えてください。

「謙譲語のポイント」
自分が主語、自分の行動につける言葉でしたね。作り方は二つございましたが、「お〜する」この公式に入れることを私はオススメいたします。

「丁寧語のポイント」
取引先やお客様がフレンドリーにお話をしてくださる場合に、あまり堅い敬語を使ってしまうと、ちょっと距離感ができてしまう...そんなときのための丁寧語です。こちらも使い方をおさらいをしてください。

いかがでしたでしょうか? 「身だしなみ」「言葉遣い」この2点もビジネスの上で、相手のに対する印象を良くするためにとても大事なことです。もう一度振り返ってみてくださいね。

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