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【経営者のリーダーシップ 第二回】リーダーの姿とは
皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「リーダーの姿」前回は二代目の苦しみ、そして今回はリーダーってどういう人をリーダーというのだろう? ということをしっかりと学んでいきましょう。
朝礼に見る会社の違い
では早速漫画に進みます。
前回の続きになります。楠木建設の翔一さんがとおるさんの会社にやってきました。
何をしに来たかというと、とおるさんが「朝礼を見てもらいたくて呼んだんだ」と言ってますね。朝礼に関して翔一さんは「うちもやったけど全然ダメだったよ。みんな出てくれないし」と答えています。では何がいけなかったのでしょうか? それを今日はひも解いていきましょう。
時間だということで、朝礼が始まりました。「皆さんおはようございます!」と。すると「おはようございます!!」みんな朝から生き生きとしていますね。
社長もやたらキリッとしていて、普段のとおるさんとはまた全然違う姿をしています。
では何を朝礼でやっているかといいいますと...「先週の共有事項ですが...今月の目標に対する進捗は...」ということで、かなり綿密な情報共有などを朝礼でやっていますね。なぜこれをやるかというのも、後々分かってきます。
そして最後に「よろしくお願いします!!」ということで朝礼が終わりました。
リーダーシップ≠カリスマ
とおるさんは、この朝礼を見てどうだったか翔一さんに聞いています。翔一さんは「こんなキャラだったっけ?」と言っていますが、そこじゃないんですね。
どこを見て欲しかったかというと、リーダーシップというのはカリスマだけじゃないということ。これは皆さんよく誤解すると思うのですが、自分のカリスマ性をもとに、みんなを引っ張っていくんだと。しかしそれをやってもなかなか上手くはいきません。
特に先代がすごくカリスマ性のある社長だと、やはり二代目の方は比べてしまいます。自分にはカリスマ性がないのでは? とすごく悩むことがあります。
でもリーダーというのはそうじゃないのです。
リーダーシップとは何か? というと、漫画右下を見てください。
「目標」と「管理」この2つがとても重要になります。これが出来ないとリーダーシップとは言えません。では「目標」と「管理」とは何でしょう?
これから一緒に見ていきましょう。
目標と管理
ここで解説に入りますね。
このリーダーシップに必要な2つの能力。これが「目標」と「管理」と言われています。これらは何だろう? と皆さん思うかもしれません。特に「管理」という言葉はあまり良い言葉ではないですよね。
なのにこのリーダーシップで使うということは「違った意味がある」と少し勘ぐっていただけると非常にありがたいです。
そう、「管理」ということは、実は普通に管理するのではなく、ちょっと違う意味があります。ここを次回やりますので、覚えておいてくださいね。
また、このリーダーシップの差はもろに会社の差として表れます。
今まで色々な会社を見てきましたが、カリスマでないリーダーシップ、つまりカリスマだけじゃないリーダーシップを持っている社長さんは、やはり会社の組織を上手く回しています。
逆に、カリスマだけで突っ走ってしまう社長は上手くいきません。必ずその歪みが出てきます。その歪みが出ないようにしていくのが先程の「管理」になります。しかし「管理」をするにも「目標」というものを念頭に置かないと上手くいきません。なので「目標」と「管理」の両方が必要ということでなのです。
リーダーシップの差=会社の差
そして、
リーダーシップのある会社は、社員が生き生きして活気がある。会社のことが好き。
リーダーシップのない会社は、社員がいうことをきかない。やる気がない。だらしがない。
この「リーダーシップがない会社」というのは、当然カリスマだけの社長の会社も当てはまります。「カリスマ ≠ リーダーシップ」ですからね! そこはくれぐれも間違いのないように覚えておいてください。
いかがでしたでしょうか? 「目標」と「管理」、ちょっと気になりますよね? 次回は「目標」って何だろう? そして「管理」ってどういう意味が込められているのだろう? ということをじっくりと解説しますので楽しみにしていてください。
では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。
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