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【イノベーション 第二回】知の組み合わせ

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「知の組み合わせ」ですね。前回はイノベーションの入り口部分をやりました。今回はいよいよ、イノベーションの中身に踏み込んでいきます。「イノベーションのやり方と種類」、これを今日はじっくりと解説していきます。

イノベーションとは

では早速進みましょう。
前回の続きからです。「瞬くん。早速イノベーションについて学んでいこう」というシーンから始まっています。
ではまず、この「イノベーション」とは何でしょう? 前回も話しましたが、やはり「誰もが考えたことがないアイデア」「すごい発明みたいな」というイメージがありますよね? これはある意味合っていますが、中身が全く違います。

イノベーションとは何でしょうね? これをお話する前に、まずアイデアについて少し解説を致します。
アイデアについては、初級コースのアイデアの講座にてお話ししていますが、アイデアというのは「既存知と既存知の組み合わせ」つまり今あるものと今あるものの組み合わせ、これがアイデアになるのです。イノベーションも実は同じで、既存知と既存知の組み合わせでイノベーションにもなります。

ただこの2つには大きな違いがあり、「ここからが大事なんだけど、イノベーションはアイデアを取捨選択して実現することなんだよ」と説明していますね。つまりアイデアを、これは良い or これは駄目だと取捨選択したり、アイデア同士をくっつけたり、そこからブラッシュアップしたりしていく。
漫画の右下に「アイデアAからZまであるとしよう。その中からアイデアを組み合わせたり、捨てたりして、最後に最もインパクトがあるアイデアを選ぶ。これが実現不可能でない限り(つまり100%無理だよと言われない限り)イノベーションの種になりうる」とあります。ここをよく覚えておいてください。

アイデアを厳選して絞るだけでいいのかというと、「アイデアを厳選するだけでは駄目で、必ずアイデア同士を組み合わせてみる」とありますね。これがとても大事なのです。何か企画などを考える時にアイデアというのは重要なのですが、アイデアだけで済ませず、アイデア同士をくっつける。そうすると新しいアイデアができます。その「新しいアイデアがイノベーションにつながる」とお考えください。

イノベーションの種類

イノベーションはそもそもどんな種類があるのでしょうか。漫画の真ん中の部分を見てみましょう。
☆の上から「画期的な新製品・新サービス」「新たな生産方法」「新たな市場」「新たな資源」「新たな組織」ですね。これらがイノベーションと言われております。この中でそうですね...最後の二つ「新たな資源」と「新たな組織」これは少し難しいですね。
この二つにはどういうものがあるかというと、
「新たな資源」・・・例えば今までにない原材料の活用、供給ルートの確立、これはサプライチェーンなんて言われます。
「新たな組織」・・・例えば完全リモートワーク、最近はありますけれど、なかなか難しいんですよね。なので逆に、完全リモートワークを初期に達成した企業というのは、やはりそれはイノベーションによる新しい組織になります。こんなところがイノベーションと言われております。

「必要な知識を覚えたね。じゃあ早速実践と行こうか!」と続きますが、実はこの実践が超大事です。イノベーションといったら、座学だけでは絶対にできません。だからこそこの後がとても大事だということで、次回以降もしっかりと学んでくださいね。

アイデアの組み合わせと5つのイノベーション

今日のまとめです。
まずイノベーションの本質として、アイデアの散らかしっぱなしではダメです。アイデアを組み合わせて取捨選択する、これが大事です。そして厳選したアイデアの組み合わせが、イノベーションの種になると。つまりそれ自体がすぐにイノベーションにつながるわけではありません。必ずそれを実現可能にしなくてはいけません。
最初は実現不可能に近い形であっても、それが実現可能になるためのロードマップを描いてあげると、イノベーションにつながる。そこまでやらないとダメなのです。だから実践が大事。それを覚えておいてください。

最後に、五つのイノベーション。「新製品・新サービス」「新たな生産方法」「新たな市場」「新たな資源」そして「新たな組織」ですね。この五つの切り口から考えてみると、イノベーションのためのアイデアが出やすくなります。なのでこの五つ、全てをしっかり覚えなくても構いませんが、イノベーションとは五つあって、こういうものがあったなという程度で覚えておいてください。

いかがでしたでしょうか?
イノベーションというとアイデアに近い部分がありますよね。ただアイデアというのは、あくまでも「戦術」の部分で使います。これに対してイノベーションとは「戦略」です。この違いをよく覚えておいてください。
なので戦略にイノベーションをもたらすとすると、この戦術のアイデアだけじゃ足りないのです。つまり戦術のアイデアとアイデアをくっつけて、戦略に昇華しないといけない。これはしっかりと覚えておいてください。

ではまた次の講座でお会いしましょう。

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