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【チームマネジメント 第六回】エンゲージメント高めるために

こんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さぁ今日は「エンゲージメントを高めるために」。チーム運営において最後のポイントとなります。
このエンゲージメントという言葉、ちょっと聞きなれないですよね。これは会社への貢献度、忠誠心と言うとあまりよろしくない言葉ですが、どれだけ会社を好きか、どれだけ会社に貢献したいか、というのをエンゲージメントと呼びます。
このエンゲージメントを高めるために、どのようなことをしていけばいいのか? ということが今日の内容となります。

エンゲージメントとは

では早速漫画に進みます。
今回チーム運営ですので、この「エンゲージメント」は「チームに対する貢献意欲」、これをエンゲージメントといいます。モチベーションと近いのですが、どちらかというともっとギュッとしたもの。モチベーションは結構大きな枠ですよね。
何かのきっかけでモチベーションが上がったりしますけれど、そういうのではなくて、さらにそこからもっとギュッとした、会社やチームへの貢献しようとするモチベーション、それをエンゲージメントといいます。

モチベーションというのは、上がったり下がったりするものです。これは感情と理性の講座でやりましたね。モチベーションは基本的に下げないようにするのがポイントです。なぜかというと、モチベーションを上げることは出来ますが、逆に下がることもあるので、下がる時に、いかに下げないようにするかがこのモチベーションの管理ポイントとなります。

エンゲージメントの見える化

実際にこのモチベーションを下がらないようにし、エンゲージメントを高めるにはどうすればいいかというと...
そこで重要なのが「エンゲージメントを科学する」ということになります。これだけ言うと「ん??」と思いますよね。エンゲージメントを科学? なんじゃそりゃ...と思いますが、解説していきましょう。

これはあの有名なリクルートのエンゲージメントのシートなのですが「WILL・CAN・MUST」ということで、「やりたい・やれる・やるべき」という項目をそれぞれ掛け合わせていくと、エンゲージメントが高まっていきますよという公式であります。

駅伝やマラソンを例に上げ「彼らが苦しくてもチームに貢献しようと走り切るのはなぜだと思う?」と。
その大会で「優勝したいから」これが「WILL=やりたい」ですね。
そして自分が遅れたらメンバーに迷惑がかかってしまうという危機感、つまり「MUST=やるべき」が、「遅れを取らずに走るべきだ」ですね。
最後に「まずは次の1キロを3分で走ろう」これが「CAN=やれる」。つまり、自分なら次の1キロを3分で走れる、というその想い。
これらをかけ合わせ「WILL ✕ CAN ✕ MUST = エンゲージメント」となり、エンゲージメントを高めるための公式と呼ばれております。

「やる気にさせるには、ただ情熱的に語り掛ければいいわけじゃないんだなぁ」と元喜君が言っていますが、まさにそうなのです。見えない形で、ただ「みんな頑張ろう!」なんてやっても、そのうちやる気が失せてしまいます。
なぜかというと、それが「見えないから」なんですね。なのでこのメンバーそれぞれに対して、何をやりたいのか? 何ならやれるのか? 何をやるべきなのか? を一人一人しっかりと最適化させていく。つまり一人一人に合わせて設定していくというのが重要です。

ここまででこの通りにやっていくと、マネジメント力はある程度最適化に向けて進んでいきます。
まず「タイプを知る」「目標を設定」をする。「ルール化」をして「最適化する」。そして「正しい独裁」(これは時と場合によります)それから「エンゲージメント」。この他にも「責任範囲の明確化」...これはルールの中に入っていましたが、これらをしっかりとやっていくことで、マネジメントは最適化に向かっていくのです。

これらを学んだ結果どうなったかというと...3ヶ月後、元喜君のチームは上手くいったようですね。「四半期成果目標のフォロワー10万人達成です!」と。これは 意義目標・成果目標・行動目標 のうち「成果目標」ですね。これを達成できたということになりました。

最後に「マネジメントに絶対解はない」と。だからこそ「最適解を探し続けなければいけない」ということになります。

最適解を探すためのベース

私もマネジメントを色々やってきておりますが、やはりその会社ごと、業種ごとに全然違います。
例えば、この会社だと厳しくやった方がいいとか、この会社だと和気あいあいとやった方がいい...とか色々なパターンがあります。でもそのパターンの中にも、ベースとなるものがあります。そのベースがまさに今回のこの章の講座でやってきたもの、例えばルール決めや意思決定の仕組みだったり、エンゲージメントの高め方であったり、そういったものがベースにあります。
色々と応用ができるということですね。

今回のチームマネジメントの章は、最適解を探し続けるためのベースとなるものだと理解していただけると、非常に良いかなと思います。

まとめ

では解説に進みます。
「チームへの貢献意欲の決まり方」ということで、先ほどやりました「エンゲージメントの公式」これはリクルートホールディングスさんの
「Will-Can-Mustシート」
というものを引用させていただきました。

「エンゲージメント=チームへの貢献意欲」であり、だからこそ やりたい(WILL)・やれる(CAN)・やるべき(MUST) というものをしっかりと定めていく。そうするとエンゲージメントは高まっていきます。

そして最後にマネジメント力のおさらいですね。
①チームタイプを知る。
②チーム目標設定時のポイントをおさえる。
③チームを運営する。

このチームを運営する中には、「ルール作り」「責任範囲」「評価制度」、他に「意思決定」や「エンゲージメント」など色々ありましたが、それらをしっかりと覚えてくださいね。

いかがでしたでしょうか? これでチームマネジメントの章は終わりますが、やはりマネジメントには絶対解がないからこそ最適解を探す。そのためのベースがこの章のそれぞれの講座となりますので、特に管理職の方、リーダーの方、それから今後リーダーや管理職になる方は、ぜひこの講座をマスターしてみてください。

では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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チームマネジメント

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