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【PDCAで仕事を進める 第二回】PLANをつくる
※ 下部にマンガとスライドの用意があります
皆さん、こんにちは。中小企業診断士の岡本です。今回の講座は「PDCA」の中で最初に来るところ、つまりプランですね。これを勉強していきましょう。
計画を作る際に大事なポイント
さてPLANを作るですが、小川さんは昇進、天龍さんはアジア広告賞を取るという計画を立てました。この2つがそれぞれ目標であり、計画だということですね。
これに対して諏訪さんが、計画を立てるときのポイントは2つだということを話しています。1つは、具体的な数字と期限を決める。2つ目はやりきれるサイズの計画にするということですね。
計画を達成するために
まずは小川さん、昇進はかなりアバウトな計画ですね。これに対して、諏訪さんは「昇進の要件を考えると、目標が半年後までに月予算3,000万運用で、現状が1,700万ね」と言っています。課題が見えたらロジックツリーを使ってみましょう。
(漫画の中で実際に小川さんがロジックツリーを使ってみました)課題「月予算3,000万運用」の下に「既存のクライアントに対して、新しい提案をする」と「新規のクライアントを増やす」と書きました。さらに新規クライアントの開拓を深堀りしていくと、新規クライアント開拓 が達成されるためには「コンペの勝率を上げる」、そのために「プレゼンの練習が必要だ」と。このようにロジックツリーなどを使って、タスクに落とし込むというのが大事ですね。
このように計画(PLAN)をたてる際は必ず理想の状態から見いきましょう。これを現状から見ていくと、目標や目的がない状態で、現状を見てしまいます。そうするといまいち、何をやればいいのかわからなくなってしまいますので、必ず理想の状態を見て、現状分析を行い、そのギャップを埋める課題は何かを見ていきます。
まずは身近な計画から
次、天龍さんですね、天龍さんの計画は少々大きすぎて、夢物語のようになっています。もちろん夢も大事ですが、夢を達成するために地続きにある計画を達成していくことが大事です。例えば、アジアの広告賞がエベレストへの登山だとすると、その前に、高尾山や富士山、キリマンジャロに登りますよね、そのように身近なところからやっていきましょうというのが、計画の立て方のポイントです。
真似ぶが成長につながる
最後に、「目標設計には経験者の話を聞くということが大事ですよね」と小川さんは言いました。大事ですね。自己流でやることも大事ですが、ビジネスの世界にはすでに実践している方がいることが多いので、その方から「真似ぶ」ということです。
まとめ
PLANを作るにおいて、まず大事なことは具体的な数字と期限を決めるということです。数字と期限を決めると、実行の優先順位が決まります。つまり、何から取り組んでいけば良いかということがわかります。実際に計画を立てて、実行(DO)してみると次は検証(CHECK)ができるようになり、改善(ACTION)ができます。そのように、具体的な数字と期限を決めると、PDCAサイクルを回すことができるということがポイントです。
次に、課題をタスクに落とし込みます。タスクにできると、行動が早くなります。ビジネスにおいては、これがとても重要です。タスクに落とし込むためには、ロジックツリーなどを用いて、課題を解決するためにどうするかということを繰り返す。ロジックツリーは「何故」を繰り返していくことで、自分がすぐに行動に移せそうな原因が見つかります。それがタスクになります。
また、ロジックツリーのコツですが、最初は考えられる選択肢をとにかく洗い出してください、何ができるかということは考えずに、考えつく選択肢を洗い出すことが大事です。洗い出さずに、できそうなことから順にタスクにしていくのは、可能性を潰してしまいますので、やらないほうがいいです。
要素の分解が難しい場合は経験者にアドバイスを求め、これ「真似ぶ」をしましょう。真似したくないというプライドがあるかもしれませんが、やはり出来る人や本から学ばない人、学べない人は成長が止まってしまいます。
最後に、まずは手の届く目標から始めましょう。山登りの初心者で、いきなりエベレストに登る人いませんよね。ですので、目標は大目標、中目標と小目標と分けて、まずは小目標を達成するための要素をロジックツリーなどで分解してタスクにすることが大事です。
計画を達成するには、期限を定めることが大事です。期限を定めて、それを守ることが、計画の達成につながります。今回の漫画のように、理想の状態から現状を把握し、課題を見つけ出し、タスクに落とし込むことでより良い計画を立ててみてください。
PDCAで仕事を進める
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