【効果的なプレゼンを作る 第一回】プレゼンの本質とは

こんにちは。戦略デザインラボ中小企業診断士の中田です。
今日のテーマはこちら、「プレゼンの本質とは」。皆さんはプレゼンは得意ですか? 実は私は得意...ではありません。というのはもう見ればわかると思うし、ばれちゃってると思いますが、喋りも全然上手ではないし、すぐ噛んじゃうし、声も綺麗じゃないし...。
あまり人前で「プレゼン得意です!」と言える私ではないです。でも大丈夫! 今日は皆さんと一緒に、このプレゼンの本質について学びながら、私もプレゼンを得意にしていきたいと思います。では早速漫画を見ていきましょう。

プレゼンのコツ

「はあ...」と、いきなり天龍さんがため息をつくところから始まります。(小川)「どうしたの?」(天龍)「プレゼンの準備が進まなくって...小川くんは終わった?」(小川)「僕はもうばっちり!余裕で、もうデザインまでこだわっちゃいました!」なんて自慢してきてますね。
嫌ですね〜こんな後輩がいたら。もう超プレッシャーですよね。天龍さんは素直なので「すごいな...」なんてへこんじゃっています。

そこに諏訪さんがやってきて「どう?頑張ってるみたいだけど」と声をかけます。天龍さんは「私も諏訪さんみたいに、プレゼンの才能があれば...」なんてつい弱音を吐いてしまっていますけれど、諏訪さんはこう言いますね。「プレゼンに才能とかセンスは関係ないんだよ。だって(実際多いと思いますけど)苦手だと思ってる人も、ちゃんと学んでこなかっただけだから」と。習ってないからできないもん!…いや、もうウチの子供の言い訳みたいですけど。


あのね、令和の小学生にはプレゼンの授業があります。うちの子供も「スマホ提案書」なんていう「自分がスマホを買って欲しい」という内容で、何か大層な提案書を持ってきてびっくりしたんですけれど、令和はそういう授業が実際始まってます。でも昭和はなかったもの...そういうの。ごめんなさいね、平成のことは知らないのだけれど、昭和はそういう教育を受けていないから、出来なくて当たり前なので今日学ぶんですよ!

じゃあどのように学べば良いか? 実際プレゼンの「コツ」って色々あるけれど、「一番大事なのは、まず本質を押さえることだよ」と諏訪さん。これって別にプレゼンに限らず、何でもそうですよね。本質を押さえるということは大事。
そして「プレゼンの主役は誰かわかる?」と諏訪さん。これ会話のレッスンとかでもやりましたよね? そう、主役は聞き手なんですよ。だから自分が伝えたいことで必死になって、あれもこれも〜とパニックにならずに、相手のことを一番に考えてね!ってことなんです。誰もパニックになっている所は見たくないですからね。

「そう言われると、自分の凝ったアニメーションもただの自己満かもしれない...」って小川くんも気付いちゃってますね。そう、別にアニメーションとかがいけないわけじゃなくて、「主役は相手なんだ」ということを忘れないのが重要なんですね。

プレゼンの3要素


そしてそのプレゼンの出来栄えを決める「三つの要素」。一つは「内容力」、これは「聞き手の価値」です。聞き手が聞きたいことなのか、ぶっちゃけお金払ってでも聞きたいというぐらいの内容なのか。また「わかりやすさ」も大事ですよね。わかりにくい話なんか聞きたくないじゃないですか。ただでさえこんなにややこしい世の中なのに。わかりやすさって何より大事。

それから二つ目は「人間力」ですね。人柄や性格、それから肩書きや社会的地位、この肩書や社会的地位って簡単に手に入るわけではないけれど、「何を言うかではない、誰が言うかだ」なんて聞いたことないですか? 「何が」という内容もさることながら、「誰が」、つまり誰がそれを言うのかというのは、非常に大事なんですよね。だからまず、平社員の私達が出来ること、性格とか人柄、真摯に伝えようという、その「思いを届ける」ということを大事にしたいなということです。

それから「伝達力」。この辺になると、テクニックの話になっちゃいますが、資料の読みやすさや話し方、これまでに話し方のところで勉強しましたよね?声の高低とか強弱、抑揚、間の取り方。そういうテクニックも大事だよということになってきます。
この三つの要素のかけ算で「プレゼンの評価」が決まります。なので闇雲に準備するんじゃなくて、正しい準備を行うことで、この三つの要素をそれぞれ底上げしていきましょうという事ですね。正しい準備とは「内容設計」「資料作成」「実践練習」ということになります。

プレゼンの本質

では今日のまとめです。
「プレゼンの本質」とは、「聞き手が主役」だというこの姿勢を忘れないことです。なので、聞き手目線を意識して作る、喋る。聞き手の立場でわかりやすくて見やすい資料、なので不必要なこだわりや、装飾っていうのはもう自己満。そんなのは一切捨てて、シンプルイズベストでいきましょう。

そしてプレゼンの善し悪しを決めるのは練習量です。才能とかセンスは関係ない! 「内容力」で良い内容であり、真摯に伝える姿勢の「人間力」があり、「伝達力」としてちょっとしたテクニックですよね。これがプレゼンの評価ですよ。
このテクニックのところは特に練習で決まりますから、時間内に終わるかなとかリハーサルしっかりしましょう。人に聞いてもらって、聞きづらいところなかった? なんて練習をして、その実力を底上げしていけたらなという風に思います。

そして、プレゼン作成の正しい準備、このそれぞれの内容を底上げしていくためには、闇雲に準備するんじゃなくて、ちゃんと正しい順番で準備していきましょう。内容を設計して、資料を作成して、練習する。

さあ!プレゼンが得意になれそうな気がしてきましたでしょうか?
また次の講座でお会いしたいと思います。それでは皆さんごきげんよう。

効果的なプレゼンを作る

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