【デジタル経営 第一回】デジタル経営の第一歩

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。

今日は「デジタル経営の第一歩」。世の中 "DX" "IOT" "ICT" などと色々叫ばれていますが、この "DX" とかよりも前にまず「デジタル経営を学んでみましょう」というのが、この講座の目的です。

さて「デジタル経営」とは何でしょう?「DX」というのは "デジタルトランスフォーメーション"、 つまり経営そのものをデジタルで変革していくことを指します。これは結構勘違いしてる方もいらっしゃいますけれど、ただデジタル化すればこの「DX」になるわけではないんですね。
なのでまずは「デジタル経営」、つまり "経営のデジタル化" をやっていきましょうというのが、この講座の趣旨であります。

デジタル経営の基礎を学ぶ

では早速漫画に進んでいきましょう。
「ありがとうございました。また寄ってくださいね」ということで、ここはブティックですね。個人でやっているブティックのお話となります。
「ゆみちゃん今日もお疲れさま。先に上がっていいわよ」と代表の方(ひろみさん)が言っています。そして「チャチャッとやっちゃいますか」と何かをやろうとしていますが、それは何でしょうか?

そこへ「ひろみ終わったか? 」と、こちらはおそらく旦那さんですね。「まだ書くものいっぱいあるから」とひろみさんは何かを書いています。これは今日の売り上げをまとめている場面です。
そこで旦那さんが「そろそろ手書きはキツくないか?」「世の中 IT を飛び越えて DX とか言ってるんだぜ? 」と言っていますね。
ここに "DX" という言葉が出てきましたけども、まずその前にひろみさんは、この IT も結構疎いという話です。


ただこのままだと「効率が悪すぎる」ということで、ちょっと悩んでいるようです。そこで旦那さんが「今度俺の知り合いに相談してみたらどうだ? 」と提案しています。国の支援機関で IT の専門家をやっている人がいて、アドバイスをもらえると言っていますね。

この "国の支援機関" は色々とあるのですが、私も所属している「よろず支援拠点」ですね。そちらでは基本的に相談が無料です。無料で何度でも相談できるのですが、アドバイスをもらうだけですので、コンサルまではやってくれません。
ただ、かなり良いアドバイスをもらえることもありますので、こういう国の専門機関などを使うのもいいかもしれません。

そちらで相談をしましょうということで、スタッフの山口さんに相談に伺っております。


ここでひろみさんが聞いたのは「色々と IT のことをやっていきたいけれど、ちょっと自分じゃわからない」「売り上げの帳簿も手書きなので、とにかく効率が悪くて何とかしたいんです」と左下のコマで言ってますね。

「なんとかしたい」という気持ちは、分かりますよね? 皆さんもおそらく「デジタル化」といったときに "効率化をしたい" というのは分かるのですが、そのやり方が難しいんですよね...どうやってやればいいのか分からないものです。

経営の見える化

ここで山口さんは「まず "見える化" をしてみましょう」と言っています。

このキーワードはこの戦略ラボでもよく出てくるのですが、 "見える化する" ということは、実は本当に経営の改善の第一歩なのです。だからまず何か迷ったら・悩んだら "見える化をする" というのが大事ですね。

そして漫画右下をちょっと見てみてください。
「経営のデジタル化は "部分最適" を行うと痛い目にあいます」「なので "全体最適" を行う必要があります」と言っていますね。

さあ、この "部分最適" ・ "全体最適" とは何か? 
漫画右下の画像2枚を見てください。「 ✕ 写真の一部に焦点を当てる」と書いてありますね。そして富士山みたいな写真には「 ◎ 写真の全体を見る」と書かれています。これがとても大事なのです。

ここは後でしっかりと説明をしますので、まずはこの "部分最適" と "全体最適" という言葉を覚えておいてください。
これらをやる前の段階として "経営の見える化" をぜひやってみましょうというのが、今日の講座の内容でした。この三つを今日は覚えておいてください。

デジタル経営の第一歩

では解説に進みます。
「デジタル経営の第一歩」
まずは、無料相談など何でもいいので、プロに聞いた方が話は早いです。実際に手伝ってくれなくても、アドバイスだけでも、やはり IT というのはなかなか普段から親しみのない方も多いですので、プロに聞くというのが一番です。

その際には "国の支援機関" などを使っていきましょうということですね。

そして今日の大事な部分「経営の見える化から始める」。
これは何度も言いますが、この戦略ラボ全体では "見える化" というのを非常に重視しております。「何をやるにしてもまず見える化をする」、これが経営改善の第一歩です。

そこから全体の状況を把握して、デジタルの導入でトータルの効率化を狙う。その際にやってはいけないのは "部分最適" で、目指していくのは "全体最適" になります。
ここについては次の講座で詳しく説明しますので、まずは言葉を覚えておいてください。

いかがでしたでしょうか?
今日は「デジタル経営の第一歩」、もうまさに第一歩ということで、まず "やり方" をご紹介いたしました。
この後の講座からは、具体的にどのようなことをやって行くのか? というのを、また詳しく説明していきますので、ぜひこの「デジタル経営」を苦手と思わずに取り組んでみてください。

では今日の講座はここまでにします。また次の講座でお会いしましょう。

デジタル経営

受講理解度チェック

本講座を受講した感想を入力してください。入力内容に応じて即時にフィードバックを行います。文字数制限はありません。講座を受講してあなたが「重要だと考えたポイント」「なぜそのポイントが重要だと考えたか」「今後自身が取り組まなければいけないこと」を記載してください。

関連コンテンツ