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【チームマネジメント 第二回】チームタイプを知る

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「チームタイプを知る」ですね。前回マネジメントについての前提となるお話をしましたが、そこから実際にマネジメントをやっていく中で、絶対に知っておかなければならないことがあります。それが「チームタイプ」です。今日はこのチームタイプについてしっかりと覚えていきましょう。

チームのタイプを理解する

早速漫画に進みます。
前回の続きで、ノリ兄の会社に来たところから始まっています。ここで何をするのでしょうか?
「新人の小田さんも一緒に話を聞いてもらうことになったからよろしく」とノリ兄が言っています。

ここで改めて「マネジメント」とは何でしょうか? 前回もありましたが「チームにとって最適解を導き出すこと」、これが大切です。
この前提となるのが「チームのタイプを理解すること」です。これを理解しないと、そもそも最適解を導き出せないのです。

このチームタイプですが、漫画左下を見てください。「チームの4タイプ」があります。
たて軸「状況の変化度合い」自分取り巻く状況がどれだけ変化していくか、その変化の度合いが高いのか低いのか、それをまずこのたて軸で定めていきます。
よこ軸「人材の連携度合い」個人で動けばいいのか、それともチームで動けばいいのか、それぞれタイプがあるということです。

この軸をもとにそれぞれタイプを分けてみますと、左下から「リレー型」、左上が「卓球団体戦型」、それから右下は「野球型」、右上が「サッカー型」と書いてありますね。
リレー型ですと連携の度合いも、状況の変化度合いも少なそうですよね? これに対して右上のサッカー型ですと、かなり状況が変化しますし連携も必要になります。ですのでこういったタイプをまず知っておこうということです。

それぞれ詳しく説明しますと、まず状況変化の度合いは、流動的な動きが求められる。サッカーはここですよね。それから人材の連携度合いは、連携がどれだけ必要か。まさに情報共有なんて言いますがそういうものが求められます。
野球はポジションの役割がしっかり決まっていますが、サッカーはそうではない。リベロという役割もありますからね! 野球はチームプレーだけれど、リレーと卓球団体戦型は、一人一人が独立して役割を果たせる。これらが違うということです。

これらをもとに当てはめていくと、小田さんは「私たち営業部は、一人一人がクライアントを相手にするので”卓球団体戦型”ですね!」と言っています。対して元喜君の場合は「メンバー全員で一つのSNSを扱っているから”サッカー型”だ!」と言っていますね。
これはぜひ皆さんも自分の組織・チームに当てはめて、このチーム分けをやってみてください。そうするとよく分かるようになります。

今日はチームのタイプが分かったところで終わりとなりますが、次回から実際に最適化していく方法というのを教えていきますよ!

チームタイプを知るメリット

では今日の解説とまとめです。
まずチームタイプを知るメリット。
これはかなり大きいです。そもそもタイプ別の知識を事前に持っておくことで、参考にしやすい事例が分かります。そして、真似るときの注意点がわかる。経営やマネジメントは「真似る」と上手くいくことが多いです。なので、まず真似ることが大事なのですが、その時に組織のタイプによって注意しなければいけない点が分かります。
つまり「必要なマネジメント力がつかめる」といったメリットがあります。

さらに実践することで、ルール作りに活かすことができます。また、会議設計に活かすこともできます。会議についてもこのチームタイプを知っておくと、どう設計すればいいのか? が分かるようになります。
よってチームの運営方針に活かすことができるということですね。

チームタイプの視点まとめ

では最後、チームタイプの視点をぜひ身につけてください。
視点① 外部の環境変化の大小で、意思決定方法や人材育成の方針が見えてくる。たて軸の「状況の変化度合い」です。
視点② 人材連携の必要性の大小で、コミュニケーション量や相性の重要度が見えてくる。よこ軸の「人材の連携度合い」です。

コミュニケーションは取ればいいというわけではありません。だからこそこのチームに分けて、どのくらいコミュニケーションが必要かを考えます。もう一つはコミュニケーション取り方、これもこのチーム分けでだいたいわかるようになります。
詳しくは次回やっていきますが「野球型」と「リレー型」、それぞれでかなり連携度合いが違いますよね。なのでリレー型でしたら、基本的に月何回かの情報共有の場でいいかもしれませんが、野球型だと常に情報共有していなければいけない。

ただ情報共有というのは、基本的に生産性を落とします。効率が悪くなるのです。会議などそうではありませんか? なのでどういった方法で連携を取るのかというのも、一つ重要な視点となります。次回やっていきますので、今日は覚えるだけで構いません。

いかがでしたでしょうか? 今日は「チームタイプを知る」ことをやっていきました。実際にこの「チームの4タイプ」を覚えたら、皆さんのチームや組織や会社で、どこに当てはまるのかなぁ? というのを実際にやってみてください。今回の内容がよく分かるようになります。
これをやらないと、そもそもマネジメントの前提が成り立ちませんので、ぜひしっかりと覚えてやってみてください。

今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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チームマネジメント

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