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【経営者のリーダーシップ 第四回】目標へ向かう管理

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さぁ今日は「目標へ向かう管理」ですね。前回は目標を中心にやってきました。今回はこの管理をしっかりと学んでいきましょう。

集団維持と個人維持

では早速漫画に進みます。
前回リーダーシップとは「目標」と「管理」この2つが大事で、なおかつ目標設定とは、3つのプロセスがあるとやりました。そして目標にはそれぞれ「会社の目標」と「個人の目標」があるというお話をしました。
今日はその目標達成のために「管理」をしていかなければいけないという話をしていきます。

まずリーダーによる管理は「集団維持」と「個人維持」、この2つを徹底することが大事です。これは目標でもやりましたね。会社の目標と個人の目標は大事だと。同じくリーダーによる管理も、

集団維持:会社として組織を良い状態に維持する管理
個人維持:従業員一人一人を良い状態に維持する管理

この2つが大事なのです。これをやっていかないとなかなか目標達成が出来なくなります。だからこそ必ずこの2つの管理、集団維持と個人維持があるということを覚えておいてください。

個人維持の必要性

「とおる君も初めは管理なんて出来ていなかったんだよね?」と翔一さん。当然です。ルールを作ってがんじがらめしていても、みんなロボットではないので言うこと聞きませんよね。私は嫌ですよ。ルールを決め、明日からやりますと言っても、なかなかやる気にはなりません。

だからこそ、気持ちが大事。つまり社員のこと、従業員のことをどれだけ理解しているか、どれだけ気にかけているか、これもリーダーシップなんですね。これがないと個人維持が出来ません。
目標に対して、社員一人一人の目標を一致させて、社員が同じ方向へ向かっていくように管理をしなければいけない。そのためには社員一人一人の価値観、目標、性格、得意なこと、苦手なこと、普段何を考えているのか、社長に対する不満、会社に対する不満など、色々あると思います。それらをしっかりと理解していなければ、管理は出来ないということです。

この後とおるさんは何かやっていますね。
「社員の奥さんが誕生日だからよ...」ということで手紙書いています。実はこういったことは、なかなかおざなりになってしまうのですが、個人の維持をする、つまり「一人一人に気にかけているよ」というメッセージを送るには、やはりこういったコツコツと普段のコミュニケーションやメッセージを送るなどしないと、社員も納得してくれません。

こういうことは結構大変です。大変ですがちゃんと管理が出来ている社長さんは、こういうことやっていると思ってください。
自分がやらなくてもいい、と思っている社長さんもいらっしゃいますが、やった方が確実に相手の心に響きます。私だって社員の立場であれば、こういった社長さんの方が絶対いいですね。
だからこそ、手間暇かけてメッセージを送る、ちゃんと気持ちを伝えるということをやってみてください。

個人維持を徹底する

では今日のまとめに進みます。
管理も2つに分けて考えましょうということで、まず前回の目標では「会社の目標」と「個人の目標」がありました。管理も「集団維持」と「個人維持」この2つがあります。

「集団維持」は、会社・部門・組織を良い状態に保つ管理ということ。実はリーダーやマネージャーのマネジメントと結構似ています。
「個人維持」は、従業員一人一人を良い状態に保つ管理と書いてあります。こちらもマネージャーなどそういった方々がやることもあります。ただやはり社長がこれをやってこそ、組織としては非常に強くなります。それが無いとリーダーシップというのは少し弱くなるかなと思います。
当然この個人維持を社長がやらずに、リーダーやマネージャーに任せても良いのです。ただ社長がやっていけば、もっと効果的だということですね。

そして「リーダーシップのポイントは個人維持」まさに今お話した通り、個人維持を徹底するとやはり社員の士気は上がっていきます。当然社員さんにも家族がいる、心もある。ロボットではありません。
なのでルールでがんじがらめにしても、そうそう心は開いてくれませんし、会社のためにやろうということもありません。

そしてそれぞれ理解されたり、尊重されたいという気持ちがあります。皆さんもそうですし、私もそうです。やはりそこで働くからには、ちゃんと理解してもらいたいですし、自分を尊重してもらいたいということです。
ですので社員を理解し、一人一人の目標を把握して、会社の目標とすり合わせる。そうすると会社としては上手くいくようになります。
それがリーダーシップということですね。

目標の一致

最後に「個人の目標と会社の目標を一致させる」と。社員一人一人の目標を把握し、社員と会社の目標を一致させ、目標達成のために管理しましょう。
その管理とは「集団維持」と「個人維持」ですね。ただ単に管理、ルールでガチガチにするのではなく、一人一人個人の特徴や色々な価値観などを踏まえながら、個人を維持していく。それが会社の組織として、集団を維持していくということになります。

以上となります。
どうでしたか? このリーダーシップ、目標と管理がありました。目標にも管理にもそれぞれ集団と個人、目標の場合は会社と個人ですが、そういった2つの「目標設定・管理の仕方」があるということを、しっかりと覚えてください。

さぁ楠木建設の翔一さんはその後どうなったか? を次回の最終回でじっくりと見ていきましょう。
では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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