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【発想力を鍛える 第五回】アイデアに磨きをかける

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。さあ今日は「アイデアに磨きをかける」ですね。ここまでクロスアイデア、ワードアイデアをやってきましたが、今日はその出てきたアイデアをブラッシュアップするという方法を学んでいきます。

発散と収束

では漫画に進みます。いきなり小川さんが鼻高々で「企画アイデア会議もどんと来いですよ」と言っています。ですが、当然まだ足りないものがあります。それは何かというと、「ブラッシュアップ」ですね、ブラッシュアップとは何かというと、いわゆるアイデアを実現に向けて具体化する、そのプロセスがブラッシュアップです。

今回は天龍さんが出してくれた「恋愛してる人専用の本屋さん」を参考に考えていきましょう。まず企画を具体化するときは、発散と収束を繰り返していきます。発散はなんとなくわかりますよね。
発散はとにかくアイデアを出していきます。今回ですと、恋愛してる人の専用本屋ということで、例えば隠れ家的とか、またはみんなに知られたくないとかですね。恋愛してるときは知られたくないとかそういう感情があるかと思いますが、そんな要素を入れていくということですね。
こういうのは面白いですよね。このように、まずはアイデアをとにかく出していきます。出していったら、次は収束をしていきます。収束というのは、今まで出したアイデアを実現できるように絞り込んでいく、つまりブラッシュアップしていきます。

このとき、ついつい見ちゃうようなネットニュースのタイトルを考えるつもりで考える、のがポイントと言っております。タイトルって結構重要なんですよね。人が興味をそそられるようなタイトルにしないと駄目だということで、今回はどういうタイトルにしたのでしょうか?
発散と収束を繰り返していき、「恋愛してる人専用!? 入手困難な恋愛書籍の専門店とは」というタイトルが浮かびました。このタイトルをつけると、発散の中で「入手困難の要素」はなかった、ということに気づきましたね。つまり、タイトルに入っているものが要素の中から抜け落ちていたってことですね。

そう、タイトルをつけると、その内容がちゃんとアイデアの中に入ってましたか? と気づくことができます。そうすると、抜けや漏れが防ぐことができる。これがタイトルを付けるメリットです。
発散と収束、つまりアイデアを出して今度は絞り込むということを繰り返していくと、ブラッシュアップは完成していきます。あとは実践を通して使いこなすだけねと諏訪さんが言って最後締めくくっています。

アイデア具体化のために

はいでは今日の解説に進みます。まずアイディアを具体化させるためには何が必要かというと、発散→収束というのがとても大事になります。これをやらないと、実現が難しい「単なるアイデア」になってしまいますよね。
アイデアはだいたい具体化できていない、そして実現がなかなか難しいものです。だからブラッシュアップする、発散と収束を繰り返す。そうすると、実現可能で、より具体的な企画となりますので、ここはぜひやってみてください。

最後のところに、タイトルをアイデア選びの基準にすると書いてあります。これは漫画でもありましたがアイディアがちょっと頭打ちかな? って思ったときに、まず最初にタイトルを決めてしまう。そうすると、タイトルからその中のアイデア要素を決めることができますので、まず先にタイトルを決めるというのも一つの手です。

収束のコツ

そして次が今日のポイントですが、発散させたアイディアを収束するコツですね。収束させるのは結構難しいというか、やり方がわからないと収束させることができないんですね。そのやり方をちょっと見ていきましょう。
まず一つ目、テーマに沿ったネットニュース的タイトルをつける。これはセンセーショナルな感じの煽り方なんですが、今回ですと、恋愛してる人専用、入手困難な書店誕生!?とね、人がおっ!?と思うようなタイトルをつける。

またそのタイトルに沿ったアイデアを取捨選択すると、今回は恋愛専門書店で、お忍びなので仮面をつけて楽しむ、マップには載っていない隠れ家的本屋であるなどの要素が出てきます。マップには載っていないというのは結構面白いかもしれませんね。恋愛とか人にあまり知られたくないなぁ…という感情もありますからね。

そして、発散→収束を何度か繰り返してブラッシュアップすることはとても重要です。収束をどんどんしていくには、まず繰り返すこと。つまり発散→収束の1回で終わらせずに、さらにそこから発散→収束を行なっていきます。そうすると、アイディアが企画として具体化するということですね。

いかがでしたでしょうか。アイデアの発想力は、イノベーションと密接に繋がっております。
なので、アイデアマンやイノベーターは、常日頃からこういった発散→収束を繰り返しています。彼らはアイデアを出す時も、とにかくまずは出してみる、そしてそれを関連付けるということを普段からやっています。ぜひ皆さんもこのアイデア出しのコツを掴んで、イノベーターの一歩を踏み出してみてください。

では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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