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【デザインの超基本 第二回】デザインは企画から始める

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さぁ今日は「デザインは企画から始める」ですね。前回は「デザインはセンスではない、ルールに基づいたものである」ということをお話しました。今日はデザインを作り始める前に、まず企画から始めましょうということをお話いたします。

デザイン企画のポイント

では早速漫画に進みましょう。
冒頭で、天龍さんが「諏訪さん、デザインを考える時はまず企画からですよね!」と話しています。そして諏訪さんが「その通りよ。プレゼンで言う内容設計の部分ね」と話しています。これはプレゼンの動画を既にご覧になられた方はわかるかと思いますが、プレゼン資料を作るときの本質、それは「聞き手が主役」ですね。
これは文章術でも、読み手が主役など色々とありましたが、共通してることは「相手が主役」だということです。これをしっかりと覚えて下さい。この「相手が主役」が抜けてしまうと、自分よがりな、独りよがりなデザインになってしまいます。

そしてデザインを考える時は、二つのポイントがあります。
①相手は誰で
②どんなアクションを起こして欲しいか
これを決めることが最重要です。
今回は例として「企画中のマーケティングセミナーのチラシを作るとしたら、①と②は何ですか?」と諏訪さんが問いかけています。天龍さんと小川さんが考えていますが、①は個人事業主、つまり「相手は誰?」という部分は個人事業主で、②の部分「どんなアクションを起こして欲しい?」はセミナーに申し込んでもらう、これが起こして欲しいアクションということですね。

ターゲットを絞り込む

さらにここで小川さんが「でももっと色んな人に来てもらいたくないですか?」と話しています。
ここはご注意ください。ターゲット、つまり「相手は誰で」という部分は絶対に狭く絞ってください。そうでないとデザインが決まらないのです。
ここでまた一つ例えがありますが、ビールの広告でも、40代・50代向けの広告と、20代向けの広告、これは全く違いますよね? 40代・50代はシックなデザイン、重厚なデザイン。20代ですと逆にポップなデザイン、カラフルなデザインというものが求められます。

ターゲットを絞らないということは、ビルの上から呼びかけるようなものなのです。つまり誰も振り向いてくれない。これでは困りますよね。
逆にターゲットが決まっていると、具体的なメッセージを送れる、つまり気づいてもらいやすくなるということです。だからこそ伝えたい相手が決まっていれば、載せる情報やデザインに迷わなくなって時短にもなります。

ただし、ここで天龍さんが「どこまで情報を載せるべきか悩む事があります」と話していますね。だからこそ、先に②の起こしてほしいアクションを考える。つまり何を載せるか迷った時は、起こしてほしいアクションから逆算してみてください。
今回の起こしてほしいアクションは「セミナーに来てもらいたい」ですね。つまり、そのアクションから逆算すると「迷わずに申し込みができるようなデザインにする」最優先事項となります。これがとても大事です。

そして「日付や時間を大きめにして、会場のマップもあるといいかも。」と小川さん。皆さんこういったセミナーに申し込んだ際のチラシを、思い浮かべてみて下さい。必ず日時と会場、そして申し込み方法など、かなり目立つように配置されているはずです。逆にそういったデザインになっていないセミナーはほぼ無いと思いますので、それは一つのルールに基づいて設計されているということです。

いきなりデザインに進まない

今日の解説に進みます。
まずデザインを考える時は企画から。いきなりデザインに進まないでください。必ず企画からやっていきましょう。そして本質は「相手が主役」だということです。これは全てに共通する事なのですが、必ず相手目線で考えてください。そして伝えたい相手、ターゲットは誰か? 起こして欲しいアクションは何か? をまず決めて下さい。

そしてこの「伝えたい相手は誰か」という部分は、ターゲットを一つに絞る理由となります。なぜ絞るかといいますと「載せるべき情報が定まる」、そして「ピンポイントにメッセージが送れる」、さらに「より響きやすい色やデザインが決まる」からですね。
先程のビールの例えですが、50代向けであれば、かなり重厚でシックなデザイン。20代であれば、カラフルでポップ、そういったデザイン。ターゲットを絞るからこそ響きやすくなり、またデザイン性がそのターゲットに向けたデザインになるということです。

最後に「起こして欲しいアクションを決める」。ここは必ずそのデザインに載せる情報です。迷った時は起こして欲しいアクションから逆算をして、情報を決めてください。
今回はマーケティングのセミナーですので、「集客に困っている個人事業主の方に申し込んで欲しい」だとするなら、そこに付随する情報を持ってくる。例えば日時・会場・申し込みの方法、これは必須事項ですね。そこにプラスで「そのお客さまが求めている情報」、例えば集客がオンラインであれば、どんなツールを使って、どのように発信をすればいいのか、ということを概略で興味が惹かれるような形で書きます。そこへ、例えばうまくいっているようなイメージイラストを書く。するとより興味が惹かれますよね。

そんな形でお客様、つまりターゲットであり申し込んで欲しい人が、興味を惹かれるようなデザインを考えていく事がとても重要になります。

いかがでしたでしょうか? 今回はデザインは企画が大事だということで、まずデザインを作る前に企画をしましょうというお話をしました。
次回より、実際のデザインルールを更に詳しく説明してまいりますので、次の講座もぜひ楽しみにして下さいね。

では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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デザインの超基本

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