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【発想力を鍛える 第三回】クロスアイデアの実践

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ・中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「クロスアイデアの実践」ですね。前回は「収集」それから「分析」「抽出」というものをやりましたね。今回はその三つのステップを元に、実際にクロスアイデアをやっていきましょう。

クロスアイデア実践の手順

では早速漫画に進んでいきます。
まず前回のおさらいです。収集・分析・抽出 というステップを踏んで、要素の抽出までは完了しましたね。今回は「クロスアイデアの実践」をやっていきます。ここで諏訪さんが「抽出した要素を問題に当てはめるだけ」と言っていますが、少し分かりづらいですね。分かりづらい所ですので、漫画を見ながら一緒にやっていきましょう。

前回は「ランドマークを使う」というのと「情報を選択して可視化する」というのが要素でしたね。今回は「白馬書店の、売り上げ向上に繋がるプロモーションのアイデアを出さなければいけない」というお題ですが、こちら覚えていますか? 社長が小川さん・天龍さんに、こういう企画のアイデアを出して下さいという話でしたね。なのでこちらのアイデアを出さなければいけません。そのためにさっき抽出した要素を使って、企画を考えていきましょうという事ですね。
実際に「ランドマークを使う」と「情報を選択して可視化する」というものを元にしてやっていきましょう。

アイデア出しのポイント

まずランドマークですね。これを使って何かできないかと考えた所、「二宮金次郎像にリアルの本を持たせるイベント」という案が上がってきました。これはなかなか面白いなと思います。ここで重要なのは、「出来るかどうか」や「くだらないかどうか」などのそういった事は全く気にせず、どんどんアイデアを出してみてください。

アイデアを出す時に、どうしてもやってしまうのが「こんなアイデア駄目だよなあ...」と考えてしまうことです。そうすると心にストップがかかってしまいますが、アイデアを出さないのは非常にもったいないです。実はそこから突破口になる可能性があるので、そういった凡案を恐れたり、否定するというのはやめてください。
ですので必ずアイデアは出してみてください。アイデアは出さないと意味がありませんので、「まずは出す」ということですね。

天龍さんはどういう事を考えたかというと、「人気コミックが入荷したら、看板の書店名が変わる企画」ですね。これもなかなか面白いなと思います。
ここでは、バレンタインなんて書いてありますが、この様に情報が変わる・可視化するというのを当てはめると、こんな感じのアイデアが出るということですね。

ただ、こんな簡単には普通は出ません。これはあくまでも漫画の中ですのですぐに出ましたが、本来は1時間とか2時間とか、みんなで考えて、ああでもないこうでもないとやっていきます。今回は、クロスアイデアがどういうものかをお伝えするために少し簡略化していますので、こんな感じで使っていくんだなということだけ、ぜひ覚えていただければと思います。

まとめ

解説に進んでいきましょう。
今日のポイント。まずクロスアイデアの準備として前回やりました、収集、分析、抽出 ですね、この三つをまず準備しておく。これはクロスアイデアには必要なのですが、ワードアイデアには必要ありません(必要ありませんが、やっておくと楽にアイデアが出ます)。基本的にはクロスアイデアに使うものであると踏まえてください。

抽出した要素を解決したいテーマに当てはめるという事で今回は、「ランドマークを使うとインパクトがある」という内容を書店のイベントに使うとどうなるか? という事で、書店と関連性のある二宮金次郎、これを使ってみたらどうかというアイデアが出ました。
このような形で、その抽出した要素を実際のアイデアを出す対象に対して当てはめて考えていく、これが一つのアイデア出し、クロスアイデアの実践方法となります。

アイデアを出す時は、「とにかくアイデアを出しましょう」という、アイデア出しの場としてアイデアソンという場がありますが、アイデアソンの場でアイデアを出さずに、皆で「いいですね、いいですね」という感じで終わってしまうことがあります。そうならない為にも、とにかくどんな案でもいいのでアイデアを出さないといけません。出さないと次のアイデアが出てこないので、凡案も恐れずとにかく出すことを優先してください。

そして「沢山アイデア出しをする」とありますが、これもアイデアを出すというところに当てはまります。ただここはどちらかというと、何でもかんでもポンポン出すのではなくて、ある程度複数の要素、先程ので言えばランドマークとか情報の可視化というところを当てはめながら出していくという事に少し意識を向けてみてください。

アイデアをストックする

そして最後、「日頃から良いアイデアをストックしておく」ですが、このクロスアイデアというのは、日頃からその良いアイデアの「元」を持っていないと駄目なんですね。要は、今あるものと今あるものの組み合わせですから、自分の中で持っている情報以上のものはなかなか出てきません。なので普段から雑誌や新聞を見たり、メディアやネットで情報を仕入れたり、そんな事をやっていることが重要です。

いかがでしたでしょうか?今日はクロスアイデアの実践をやりましたが、少し難しかったかもしれません。どちらかというと、クロスアイデアよりもワードアイデアの方が取り組みやすいかもしれません。
ただ私としては、良い案が出やすいのは意外とクロスアイデアの方かなと思います。なのでワードアイデア・クロスアイデアと両方ともしっかりと覚えておくと、その時々に応じて、場所に応じて使い分けることが出来ますので、ぜひ両方ともマスターしてみてください。

ではまた次の講座でお会いしましょう。

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