【デザインの超基本 第三回】デザイン4大原則
皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さぁ今日は「デザイン4大原則」です。ついにデザインの中身に進んでいきます。このデザインの4大原則はすごく大事です。これ知っている方と知らない方は、正直なところ一発でわかります。ですのでデザインの超基本としてこの4大原則、まずはしっかりと覚えていきましょう。
デザインの4大原則とは?
では漫画にまいります。
まず小川さん「マーケティングセミナーのチラシを作ってみたんですけど、なんかイマイチっすよね」と言っています。出来た小川さんのチラシを見てください。何かごちゃごちゃしていませんか? それはなぜしょうか? 一緒に見ていきましょう。
天龍さんが「小川くん、まずは私が諏訪さんに教わったデザインの4大原則を共有するね」と言っています。さぁ出てきましたね、「デザインの4大原則」。それはどのような内容でしょうか?
デザインの4大原則とは、①接近 ②整列 ③強弱 ④反復 です。この四つを4大原則と呼びます。それぞれ説明していきます。
①接近・・・同じ種類の情報をまとめることで、見やすくするルール。
カフェなどのメニューを思い浮かべると分かるのですが、ドリンクはドリンク、ランチはランチ、そしてディナー・パスタ・ピザ...と、それぞれ分かれていますよね?これは「接近」のまさに典型的な例です。この様に分けると、とてもすっきりしますよね。
②整列・・・きっちり揃えるというルール。
左端が揃っていないチラシなど見たことありませんか? なんだか気持ち悪いです。これは後ほど実践をしてみますから見てみてください。他にも上を揃えないとなんだか気持ち悪いです。こういった部分が、実はデザインでは凄く重要です。まず揃える、整列させる事を覚えて下さい。
③強弱・・・伝えたい情報に大小をつけるルール。
いわゆるタイトルを思い浮かべてください。よく新聞などでタイトル、見出しがありますよね? 見出しをつけて、その後に記事として内容が書いてあります。この様に強弱をつける事がとても大事です。そうするとわかりやすいですよね。
④反復・・・要素ごとにデザインを繰り返す。
言葉だけではよくわかりませんので、例として漫画の絵を見てみましょう。
反復の効果
反復なしと反復ありの二つのパターンを比較しているのですが、注目するのは三つの小見出し部分。反復の効果・反復はリズムが大事・反復の例とありますが、それぞれの左に「・・・」とありますね。これが反復ありですと全部「・」で統一されています。ですが反復なしのほうは「・◯★」とバラバラです。このような例はよくあります。統一されていないと、何だか気持ちが悪いですよね。
気持ちが悪いデザインというのは、やはり刺さるデザインではありません。特にこの反復あり/なしというところ、これはよく注意してください。たまにやっている方がいらっしゃいます。
これら①〜④を踏襲してチラシを直してみると(漫画の絵をご覧ください)、4大原則を使う前と後、直した後はかなりすっきりしましたよね? ですので、このように4大原則を使わないと、ごちゃごちゃしたデザインになってしまうのです。
そして最後に「5つのチェックポイントがあるよ」ということを言っていますが、こちらは次回の講座でやっていきます。
4大原則を使いこなす
では解説に進みましょう。
まずデザインで押さえるべきルールです。一つ目が「4大原則」二つ目が「5つのチェックポイント」今日は一つ目のデザイン4大原則をやりました。
ここで先ほど②の整列で実践してみますね、と言った事ですが、漫画の解説部分をよく見てください。①と②がずれていますよね。ずれているとなんだかすごい気持ち悪くないですか?(笑)
ですので、ちゃんと揃える事が大事。そして揃えればいいわけではありません。バランスを考えて中央に置くか、左揃えにするかなども意識していないと、デザインはうまくなりません。
では次にいきましょう。「デザイン4大原則」。今日の復習ですが、①接近 ②整列 ③強弱 ④反復 ですね。①接近は同じ種類は近くにまとめる。②整列は特に上と左をしっかりと揃える。③強弱は情報サイズを大小に変える。つまり見出しと本文のように、大きさを変えていく。
そして④反復は要素ごとにデザインを繰り返す。まさに先程の箇条書きの「・」ですね。「・」が「◯」や「★」などバラバラになると、すごく気持ちが悪いということです。
いかがでしたでしょうか? このデザインの4大原則は、使っている方と使っていない方が一発でわかります。使っていない方のデザインは、すぐに「わかってないな」と思われてしまいます。なのでまずデザインの超基本として、今日やった4大原則をしっかりと覚えてください。
次の講座では「5つのチェックポイント」をやっていきますので、今日はここまでといたします。
また次の講座でお会いしましょう。
デザインの超基本
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