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【効果的なプレゼンを作る 第五回】プレゼンにはマインドも必要

こんにちは。戦略デザインラボ中小企業診断士の中田です。今日のテーマはこちら、「プレゼンにはマインドも必要」。
今まで、内容設計とか資料作成とか、形を作る部分をやってきたのですが、最後、聞き手にしっかり届けるためには気持ちが大事ですよね。最後は気持ち、つまり「マインドが大事」だと思います。今日は一緒にプレゼンマインドを鍛えていきましょう。

プレゼンの実践

早速漫画を見ていきますね。さあ、いよいよ資料も出来たので最後の準備「実践練習」ですよ。
小川くんは「自分はあんまり緊張しないんで、ぶっちゃけ練習とか必要なくね?」みたいな事言ってますが、違います。プレゼンにおいて練習は必要不可欠です。なぜなら、緊張しやすい人が慣れるために練習するのはもちろんなんですけど、慣れてる人、緊張しない人でも「制限時間内にちゃんと終われるか」そして「資料に間違いはないか」ということを確認するためにも、必ずリハーサルはやってください。

私なんかはもうね、長年生きてますから(笑)。全然ちょっとやそっとのことで緊張する事はもう無いですけど、やっぱりリハーサルはやりますよ。同じ様なテーマで何度も色々な講演やセミナーの依頼が来ますが、その時々で聞いてる人達の層も違いますし、時間も違うんですよ。1時間の時もあれば、1時間半、2時間の時もあるとなると、やっぱり資料も足したり引いたり、話す内容も考え直します。今回はこういう場だから、こんな風に言った方がいいなとか、その時その場に合わせてきちんと組み立てて、リハーサルをやっています。

これ、プレゼンが超上手な人に聞いたんですけど、当日のアドリブみたいな所まで全部仕込んで、カラオケボックスで時間計って練習するんですって。それを聞いてから、「いや...私なんかが練習無しでぶっつけ本番なんて、絶対出来ないしやめた方がいいな」と思いました。
私の場合はいつもお風呂で、バスタブに浸かりながら時間を計って練習をしていますよ。

なので皆さんも、特に慣れてない人は、絶対に時間を計りながらやるという事と、練習するって事は欠かさないで下さいね。また苦手な人は、アスリートみたいに繰り返し繰り返し反復練習をしましょう。そうすると、徐々に自信がついてきます。よしよし大丈夫だ、喋れるぞとなっても、当日やっぱり本番で緊張しちゃうってことはあると思う。でも、そこで忘れないで欲しいのは、本番で聞き手をきちんと意識するって事です。

聞き手が主役

聞き手ファースト、それは一貫して変わりません。プレゼンの主役はあくまで聞き手です。聞き手は自分の知りたい情報を取りに来てるので、緊張しちゃってアワワっとなっている所なんて見たくないんです。なので聞き手を意識してちゃんと伝えてあげてください。
そして、大切な事は何度も繰り返してお伝えする。私もこの講座全体を通して、何度も「聞き手ファースト」「聞き手が主役ですよ」「聞き手にわかりやすく伝えてください」ってことを何度も何度も言っています。

それから呼びかけですね。「前回はこうでしたよね?覚えてますか?」とか「皆さんはどうですか?」みたいな呼びかけもしていると思います。これは対面のセミナーの時やプレゼンの時にも同様、「特に今までの所で、何かわからないところはなかったですか?」とか、アイコンタクトを取りながら、みんながちゃんとついてきてるかな?ということを確認しながら進められると、とってもいいと思います。

そして質疑応答です。確かに長い質問など、わかりにくい質問をされる方います。「今日はありがとうございました。これこれこうでした〜」と感想から始まって、「実は質問が三つありまして一つ目は〜、それから二つ目は〜、三つ目は〜...」と、もう三つ目を聞き終わった頃には、1個目の質問はなんだったっけ?みたいになる時もあるんですよ。
そういう長い質問、難しい質問の時は、自分の言葉で噛み砕いて聞き返すことが大切です。

一つ目めの質問って、こういう事ですよね? と、ちゃんと質問の意図をすり合わせて下さいね。そういう事をせずに勝手に解釈して答えると、とんちんかんになっちゃう時があります。「いや、そういうことが聞きたいんじゃなくて...」となっちゃう時がありますよね。
なので必ず、質問の意図はお互いにすり合わせてから答えてください。そして答えるときは端的に、ちょっと言いづらいような事実があったとしても、端的に答える。誤魔化さずに答えるということが大切です。

誤魔化さずにという所で言うと、直ぐに答えが出ないような質問を受けた時、そんな時は丁寧に謝罪をして、後日回答差し上げる旨をお伝えしてください。下手に知ったかぶって誤魔化すのではなく、誠実に対応するのがポイントです。「申し訳ありません、持ち帰って検討します。ちょっと上司に確認します。後日調べて回答します」ってね。ちゃんと誠実に対応して下さいね。
これは以前の講義の「プレゼンの評価」にありました内容力、人間力、伝達力の「人間力」に関わる部分になってきます。

三つのコツ

ではまとめに入ります。
プレゼンで実戦練習は必須です。慣れてる人でも必須。その目的は「制限時間内に読めるかを確認」「誤りや不足がないかを確認」する事。そして緊張しやすい人は特に、慣れて自信をつける為に、絶対に練習をして下さいね。

そしてプレゼンが苦手な人は、三つのコツがあります。一つ目は、利き手をきちんと意識する。常に聞き手が主役です。二つ目は、大切な事は何度も繰り返してお伝えしてください。三つ目は、時々アイコンタクトを取ったり、コミュニケーションを取りながら呼びかけを行って、意識を向けてもらいながら進めていってください。すると一方的にならずに進みます。

そして質疑応答。これも三つのコツがあります。一つは、「長くてわかりにくい質問には、質問を噛み砕いて確認」をします。こういう意味でいいですか?という事をすり合わせる、そして二つ目は「端的に回答」する。ダラダラと答えなくていいので、答え辛い事も端的に回答しましょう。そして三つ目は「誠実に対応」する。わからない事や答えられない場合も誤魔化さずに、後日お答えしますという事をお伝えしてください。

私もこの動画を撮るのに、大体テイク20ぐらいになっちゃうのですが、それぐらい練習をしながらこの場に臨んでおりますので、皆さんもぜひ、プレゼンをするときには実戦練習を欠かさずに、頑張ってみてください。

また次の講座でお会いしましょう。ごきげんよう。

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効果的なプレゼンを作る

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