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持続的イノベーション

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「持続的イノベーション」です。前回やりました「持続的イノベーションと破壊的イノベーション」。今日はこのうち「持続的イノベーション」について説明していきます。

アイデアのブラッシュアップ

では早速漫画に進みましょう。
前回瞬くんはアイデアソンをやっていました。そこで何か厳選されたアイデア、つまりイノベーションの種を見つけてきたようですね。社長に聞いて欲しいということで、改めて話しています。
さあ、何を話したのか...それを聞いた社長からは「ふむ、お前にしては珍しく地に足ついたアイデアじゃないか」と。瞬くんは「みんなのアイデアを組み合わせて、ブラッシュアップしたからね」と言っています。
実際にイノベーションを考える時は、ここがすごく大事です。自分たちの会社、もしくは近場の仲間同士でやっても、アイデアはとても狭くなってしまいます。だからこそ外部の人達と、アイデアを出し合って絞り込んで、ブラッシュアップしていくというのがとても大事です。

地域イノベーションの貢献

社長は「確かに理にかなっている。うちの業界はお客様と打ち合わせをして、そこから加工〜納品まで一貫して人手と手間がかかっている。そしてそれはお客様も、他の業者も一緒だ。だから...」と言っていますが、そこで瞬くんが「だからこそだよ! だからイノベーションなんだ!」と説得してますね。社長も歳なので、瞬くんに任せると言いました。
「ただし、他の業者を潰すようなマネだけはするな、地域あってこその我が社だ。」と一言、付け加えていますね。

実際にその通りで、同じ業界のライバル社同士であっても、地域の中では、やはり地域活性化のために貢献している仲間なのです。だからこそむやみに潰すといったことは、今後の時代においてはあまりよろしくないかなと思います。

だからこそイノベーションというのは、ライバルなどそういった地域を潰すようなものではなく「地域で共存出来るようなもの」それがイノベーションと今後は言われると考えられます。

その後、2年後といきなり時間が飛んでおりますが、何かテレビで原田工業さんが紹介されていますね。瞬くんは何をやったのでしょうか?

「オンラインで全て完結する金属加工サービスをリリースしました。」

どういうことかといいますと、金属加工業界では、打ち合わせから納品までお客様も業者も手間が多いようです。この手間を可能な限り無くすことができれば、それは素晴らしいサービスなのではないか、と考えたわけですね。それから地域のことも考えて、自社だけで受注を抱えないところも素敵ですね、と。
実際にこういった会社さんはあります。イノベーションを起こして、自社だけで受注を抱えずにその地域の事業者同士、または同じ業界の事業者同士で連携して受注を回していく。その流れが一つの地域活性化、地域共存のポイントです。

社長が最後「...ふふん。よく言うわ。バカ息子が...」なんて言って、息子を認めたのでしょうかね(笑)
嬉しそうにしていますが、そこで今回は終わっております。

イノベーションの特徴

今日の解説に進みます。
まず持続的イノベーションですが、これは「既存の価値をさらに向上させるためのイノベーション」だと前回も言いましたね。お客様の視点、お客様ありきで起こすイノベーション。だからこそ商品サービス改良や組織改革にとても多いのです。

そして時代に応じたイノベーションを継続的に起こす。これはどういうことかといいますと、イノベーションは一回だけではないのです。必ず一つ目のイノベーションがあり、次はそれを元に二つ目のイノベーションを起こす。そして三つ目のイノベーションにつなげると。そういった形でどんどんとイノベーションを連鎖させていくのですが...。

はい、ここで「ですが」という一言がついたのには理由があります。

破壊的イノベーションってありましたね? この破壊的イノベーションに対しては、持続的イノベーションはかなり不利な立場になります。
なぜかというと、破壊的イノベーションは業界の外から市場をひっくり返してきます。これに対して持続的イノベーションは、業界内でどんどんイノベーションを起こしていく。つまり業界の外からの攻撃というか、外からのイノベーションには弱いのです。その辺の解説は次回の講座でやりますので、まずは持続的イノベーション、この内容を覚えておいて下さい。

破壊か共存か

そして「共存を模索」、だからこそ「持続に繋がる」。
破壊的イノベーションは既存の価値を凌駕する、つまりひっくり返したわけですね。Amazonが台頭して書店が沢山閉店に追い込まれた、そういう形のイノベーションが破壊的イノベーション。なので破壊する側と破壊される側に分かれてしまうのです。

持続的イノベーションの場合は、ライバル会社同士であっても、共存ができる可能性があります。だからこそ持続的にイノベーションを起こしていける。つまり共存通じた事業者と、また何か新しいことが出来る、連携が出来る。または異業種と共存して、何か新しいサービスをやっていく。そんな形のイノベーションですね。この内容は、覚えておいてください。

今回は持続的イノベーションでした。この持続的イノベーションは、実際にどんなデメリットがあるのかということは、次回の講座でやっていきます。

いかがでしたでしょうか? 前回も「アイデアとイノベーションは少し違います」といった話をしましたが、アイデアというのは、戦略と戦術であれば「戦術」なのです。イノベーションは「戦略」。この二つの位置と違いを覚えておいてください。

イノベーションを起こすには、自社、つまり内部のアイデアや知恵だけでは絶対に起こせません。だからこそ、自社の外部からの知見やアドバイス、アイデアを取り入れていき、そこからブラッシュアップをかけていく、それがイノベーションのポイントですね。それもぜひ覚えておいてください。

では次はいよいよ最終回ですね。次回の講座でまたお会いしましょう。

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