【人が集まる採用活動 第一回】採用を成功させるために

皆さんこんにちは。戦略デザインラボ 中小企業診断士の岡本です。
今日は「採用を成功させるために」ということで、採用戦略それから採用活動といったものを全6講座で見ていきましょう。

ではさっそく漫画に進みます。
「人手不足。生産年齢人口が減少する日本において、若手人材は売り手市場が続いている。さらに、近年の働き方改革によって会社を見る目もシビアになった」と始まりましたが、皆さんもこの人手不足は本当に実感しているかと思います。

この時代の流れはこちらの北部建設会さんにも着実に押し寄せており、「厳しいなあ!」と社長が悩んでいます。「求人広告を出しても人が集まらない」「以前と同じ金額でやっているんですが」と、なかなか人が集まらないようです。「今回のミーティングが解決の糸口になればいいが・・・」とため息をついております。

思い込みははずしましょう

そこにマツアド諏訪さんが登場しまして「今回は採用活動についてのご依頼ありがとうございます」と挨拶をし、社長が「早速本題に入りましょう」とミーティングが始まりました。

「この業界で採用を進めていくことは厳しいと思っています」と社長。なぜなら建設業界というのは3Kといわれ、まあ厳しい職場・業界であるという認識がこの社長さんにはあります。これは建設業界の社長さんや社員さんであれば非常に承知している認識ではないかと思います。
しかし「いい人をしっかり集められないと会社は死んでしまう」ということです。

そこで「諏訪さんのセミナーを見て、オンラインの活用も含めた採用活動をお願いしたいと思った」ということです。ではどんなことをやっていくのでしょうか?
「その前に業界全体が厳しいという思い込みを外してください」と諏訪さん。確かに有効求人倍率をみると集まりやすい職種とそうでない職種ではかなり開きがあります。例えば事務職などは比較的集まりやすいといわれておりますが、逆にいわゆる現場作業が多い職種ですと非常に倍率が高くなる。つまり人が集まらなくなってしまうわけですね。

ただ職場を選ぶときに重視することは必ずしも「業界」ではありません。「人の良さ」「会社の雰囲気」「自分の将来」なども選ぶ基準になりますよね? ですのでしっかりと会社の魅力を伝える事ができれば、人が集まるということです。
私が色々な企業さんを見てきた中でも、例えば非常に人が集まりにくい業界であってもどんどん人を採用できる会社さんはあります。なのでそのコツを全6回の講座で掴んでいくということになりますね。 

採用活動=マーケティング活動

「採用したい人を決めて彼らに情報発信をすることは、マーケティング活動と同じ考え方になります」と諏訪さんが言っております。つまり「結果は数と率が教えてくれる」という点でも、マーケティングと同じですね。「応募者数×採用率=内定者数」です。ということはまず「応募者数」つまり分母を増やしていく、これを行っていくために地道に改善して行きましょうというところで、今日の漫画は終わっています。

この式「応募者数×採用率=内定者数」は覚えておいてくださいね。当たり前のことなのですが、この式を知っているかどうか、意識しているかどうかで今後の採用活動が大きく変わっていきます。
つまり採用というのはマーケティング活動であり、数字で測ることができる、数字で検証することができるということを、今日はしっかりと覚えておいてください。

まとめ

ではまとめに入ります。
「採用活動の前提となる考え方」
先ほども申しましたが「業界全体の採用活動が難しい」これはよくあることですが、ひとまず勘違いとしておいてください。「そんなことないよ」とおっしゃる方もいるかと思いますが、これを業界全体が難しいと考えてしまいますと、どうしても思い込みを外して採用活動を行うことができません。

「うちは厳しいから集まらなくても当然だ」「この業界は厳しいから人が来なくても当然だ」というのはやっぱり外す必要があります。それを外さないと人がそもそも来なくなってしまいますので、そこをしっかりと注意してください。
そしてしっかりと会社の魅力を伝えるということですね。

「採用活動=マーケティング活動」
ここはしっかりと覚えてくださいと言ったところです。
企業の姿勢:まず「採用したい人を決める」そして「その人たちに情報発信をする」
応募者の流れ:①知って ②興味を持って ③比較検討して ④入社へ 

これはまさに商品を買うときと同じですよね? なのでマーケティング活動ということでくくれるということなのです。これをしっかり覚えておくのとそうでないのとでは、人が集まるか集まらないかに直結しますので、まず今日はここをしっかりと覚えておいてください。

いかがでしたでしょうか? 今日は採用活動・採用戦略といったところの導入部分をお話ししました。
次回からはいよいよ中身をしっかりと見て行きましょう!

では今日はここまでとします。また次の動画でお会いしましょう。

人が集まる採用活動

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