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【経営者のリーダーシップ 第一回】二代目の苦しみ
皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さあ今日は「二代目の苦しみ」。
創業者の社長が築き上げてきたもの、これを二代目社長が引き継いだときに、必ず上手くいかなくなる点があります。例えば創業者の社長はすごいカリスマ性やリーダーシップがある、それに比べ自分はそうではない...だからこそ悩んでしまう、といったご相談をよくいただきます。
しかしそうじゃないんです。経営者のリーダーシップとは「ただカリスマがあるだけではない」ことをこの章でじっくりと解説していきます。
今日はその前段となる講座で、二代目の苦しみとはどんなものかということを、一緒に見ていきましょう。
2代目社長の苦悩
はい早速漫画に進んでまいります。
舞台は楠木建設。建設会社ですね。いきなり「さ〜て仕事終わり帰るか〜、社長、お疲れさん!」と言って従業員の方が帰ろうとしています。
ですが、まだ就業時間中のようですね...社長らしき人が「就業時間終わってませんよ」と言っています。
しかしここで「あんたが仕事とってこないから、こっちはやることないんだよ。しっかりしてくれよ、二代目の銀行さん」と社員さん。二代目は銀行を退職して、自社を引き継いだようです。どうしてもこのベテランの従業員さんの方が昔から働いていますから、二代目は相手にされていないという形ですね。
そしてやはりこの二代目の社長はすごく悩んでいます。父のようなカリスマ性はないが、一生懸命やっているのにな...と。
その後、結構お酒を飲んでしまったようですね。
そして誰かとぶつかりました。相手は「翔一か?俺だよ、”とおる”だよ!」と言っております。この二代目社長は翔一さん、そして彼の幼馴染ですかね? とおるさん。この2人が偶然出会いました。
翔一さんが目覚めると、そこはとおるさんの家です。とおるさんは「お前が泥酔してたからうちに連れてきたんだよ。かみさんも状況を理解してるから気にすんな。...で、何があった?」と、翔一さんに何があったのかと聞いております。そして「ガリ勉のお前が理由もなく酒に溺れるとは思えんけどな」と言っています。見透かされてますね(笑)
「こんなことを同級生に話すのは恥ずかしい限りなんだけど...」と、翔一さんが一部始終を話し始めました。
話を聞いたとおるさんは「翔一は自分にカリスマ性がないから、会社を引っ張っていけないと悩んでいるわけだ」と言っています。更に「改めて聞くが、経営者としてのリーダーシップは何だと思う?」と聞いています。
これに対し翔一さんは「みんなが惹きつけられる魅力とか、俺についてこい的な」と答えています。先代社長がこんな感じだったみたいですね。
しかしとおるさんは「違う違う、それは俺が失敗したやつだ」と言っていますね。では本当の意味でのリーダーシップとは何なのか?
...と、今日はここまでですので、詳しい内容は次回からやっていきます。
今日は前段として「二代目の苦しみ」ということをご紹介しました。
どうでしょうか? もしあなたが経営者であれば、とくに二代目の社長であれば、こういった苦しみをどこかで経験したのではないでしょうか? もしくはまだ経験しておらず、これから経験するかもしれませんね。
ぜひこの講座を覚えておいてください。必ず役に立つときがやってきます。
リーダーシップとは
では解説に進みましょう。
「リーダーシップの誤解」ですね。まずリーダーシップとは、社員を惹きつけるカリスマ…だと勘違いしてしまう。
すごい社長いますよね。色々とどんどん前に進んで、みんな俺についてくりゃいいんだよ!みたいな...そういった社長もいるのですが、でも実はリーダーシップってそうじゃないのです。
そうじゃないからこそ学ぶ必要があります。
そして今後の学習内容としてはこの「リーダーシップってなんだろう?」ということを中心に学んでいきます。
だいたいの方はリーダーシップを誤解しています。なので、リーダーシップの本質を正しく学んでいきましょう。そして社員との関係作りに、そのリーダーシップを活かしましょう。
その活かすために必要な能力は何でしょう? という部分を、次回から順番にやってまいります。
今日は導入段階ということで楽しんでいただけましたでしょうか? この内容をもとに楠木建設の翔一さんが、本当のリーダーシップをとおるさんから学んでいくのが、この章の内容となります。次回以降も楽しみにしていて下さいね。
では今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。
経営者のリーダーシップ
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