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【PDCAで仕事を進める 第三回】DOするためにどうしたらいい?

※ 下部にマンガとスライドの用意があります

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です今回の講座は、「DOするためにどうしたらいい?」ということで、ちょっとシャレみたいな感じになっていますが(笑)、PDCAのうちの「DO」、つまり行動を続けるためにはどうしたらいいかということを学んでいきましょう。

行動が続かない理由

さて漫画ですが、計画を立てて1週間、目標に向かって行動を変えられたかどうかということを諏訪さんが二人に聞いています。これに対して二人は「できてない」と。途中までやったけど、続かずに終わっちゃいましたということですね。さあこれ、皆さんも結構あるかと思いますが、何で行動が続かないのでしょうか? その答えは次にあります。

まず、行動を後延ばしにしてしまった。しかし小川さんは「いつまでに何をやるということを徹底したいです」と、自分なりに課題を見つけています。対して天龍さんは、継続的にやろうと決めたルールを習慣にしきれなかった。これもよくありますね。

白黒はっきりさせる

前回の講座で話した「三日坊主」という言葉もそうですが、いざ計画を決めても行動はなかなか続かないですよね。この二人に対して諏訪さんが「ポイントは二つ」とアドバイスしています。一つ目は「白黒はっきりさせる」、二つ目は「他人にロープを渡す」です。

まず「白黒はっきりさせる」ですが、これは期限を定めて「できたか、できていないか」をはっきりさせるということです。例えば先ほどの小川くんですが、営業術の本を読むというPLANを立てました。それからプレゼンをしてフィードバックをもらうということもPLANを立てました。しかしよく見たら、期限が決められていませんね。

「営業術の本を読む」。いつまでにですか? いつまでにが書かれていないから、後に回してしまい全然取り組むことができないのです。ではどうするかと言えば、例えば「営業術の本を週に1冊読む、今週中に社長にプレゼンしフィードバックをもらう」。これだと期限が定められていますね。こうすることにより、「できたか、できていないか」で必ず白黒はっきりできます。

他人にロープを渡す

次に「他人にロープを渡す」ですが、これは周囲の人を巻き込むのが重要という意味です。ダイエットに例えれば、「自分だけじゃなくてトレーナーにも管理してもらうみたいなことですか?」と天龍さん言っていますが、まさにその通りですね。自分だけだと甘くなってしまうところを、他人を巻き込むことで続けられる仕組みにしていく。これがとても大事です。

DOは継続してこそ意味があり、効果が出てきます。続かないとPDCAが回りませんからね。例えば自己啓発のセミナーでよくあることですが、参加しても「すごいためになった」「すごくよかった」で終わってしまうケースでとても多いです。とても多いので、必ず「DOを継続させる」という仕組みが必要です。」このDOを継続させる仕組みを作っているセミナーは、とてもいいセミナーと言えるでしょう。

誰かに進捗を確認してもらう仕組みを作るだけでは厳しい場合、自分へのご褒美を考えてみましょう。できたらご褒美をあげましょうということで、継続するためのモチベーションを高めるということです。

まとめ

ではここまでのお話を解説でまとめてみましょう。DOを継続させるためには「完了型」と「継続型」、この二つを意識する必要があります。完了型はタスクが完了したかしていないか、白黒はっきりさせる。そして継続型はハードルを下げて習慣化する、つまり続けさせるようにする。このハードルを下げるというところに、いわゆる「仕組み」というものを入れていくととても楽に取り組めるようになります。

そして注意すべきポイントですが、白黒はっきりさせるということは「曖昧なDOに意味はない」ということですね。例えば本を読む、プレゼンの練習をする、これだと期限が定まっていません。営業の本を1週間に1冊読む、金曜日までに1回プレゼンの練習をする、これだと期限がしっかり定まりますので曖昧ではなくなります。

そして最後に、「他人にロープを渡す」。DOは自分だけではなかなか続きません。私も多くのDOが頓挫しています。そんな時は周りを巻き込むことも大事ですが、他にも「行動する環境を変える」「スマホの電源をオフにする」「場所とルールを決める」なども重要です。要は自分を取り巻く環境を、自分が行動しやすいように変えていくことが肝心です。

人を巻き込んで結果にコミットすることで、定期的に報告したりできた日は褒めてもらうなども良いでしょう。褒めてもらうというのはとても重要なんです。人はどうしても良いところより悪いところの方が目につきます。だからこそ周りに褒めてもらうと、その分やる気が出てきます。それだけじゃやる気が出ないという方もいらっしゃるかもしれませんが、怒られるよりは褒めてもらった方がいいということで、これも周りを巻き込むことで習慣の一つにしていただければと思います。

いかがでしたでしょうか? 今日はですね、DOを続けるためにはどうすればいいかということをお話しました。これ、口に出すのは簡単ですが、実際にやるとなると本当に大変です。多くの方が計画を立てても、実行でつまづく。継続できるようになるにはかなりハードルが高いです。
まずは今日のお話をちゃんとまとめて、まず白黒はっきりつけるようにする。それから他人を巻き込んでいく、つまりロープを渡す。これらをまず心がけて、DOが続くようにしてみてください。そしてPDCAの講座の最後で、もう一度PLANとDOの実戦についてお話しますので、それまでに上記の二つは意識して実際に行ってみましょう。

はい、では今日の講座はこれで終わります。また次の講座でお会いしましょう。

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