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【SDGsに取り組む 第四回】持続可能な地域へ

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
さぁ今日は「持続可能な地域へ」前回までで「SDGs に実際にどのように取り組むか」をお伝えしました。今日はその後 "発表する内容" そして "注意すべきポイント" をご紹介していきます。

新たなSDGsの取り組みを考える

では早速漫画に進みましょう。
「では我が社の SDGs について、2人から進捗状況を報告してもらいます」と社長が言っています。
これに対し天龍さんは「マツアドでは SDGs のゴール "4 質の高い教育をみんなに" 、"8 働きがいも 経済成長も" に取り組んでいきます」「4 質の高い教育については、小川君が説明します」と言っています。

実際どのようなことに取り組むかというと、「従来のインターンシップ制度や企業見学に加え、出張教室で広告業の仕事を中学生に紹介することにしました」と小川さん。これについてはもう地元の中学校と話を進めていて、今年度中に実現できるということですね。

続いて天龍さんが "8 働きがいも 経済成長も" について話をしていきます。
「現在働き方改革に取り組んでいて、これらの取り組みを8番のゴールに紐づけた」と。新たな取り組みとして "リモートワーク" 、最近は結構多いのですが、 "場所にとらわれない働き方" を提案するということですね。

コストとメリットを考える

ここで注意点があります(少し先でまた話します)。
「例えば月1、2回のコワーキングスペースなどの利用によって、社外の方々と情報交換をしたり、新たなネットワークを築いていく」と、気分転換にもなりますから、いいことずくめじゃないかと言っていますね。
これに対して松本社長は「2人とも素晴らしい」と。それぞれ担当を立ててやっていってくださいという話なのですが、この後が注意点で「コストとメリット」というお話があります。

SDGs の取り組みは "社会貢献" の側面があるのですが、これに対して "ビジネス" もちゃんと考えていかなければいけません。つまり「コストがかかるだけの取り組みだと意味がない」ということです。
だからこそ "コストとメリット" をしっかりと天秤にかけてやっていき、単なる貢献だけじゃダメだということですね。

見える化・真剣な取り組み・ビジネスの視点

これらは松本社長がOKを出したということで、実際に取り組んでいくのですが、この後ちょっと注意していただきたいことがあります。
まず天龍さんについては「最初何をやれば良いのか分かりませんでしたが、今やっていることをベースにして考えると、分かりやすくなりました」と言っています。つまり "今やってることの見える化" がまず必要だということですね。

次にファッション感覚でやっている企業さんが結構多いです。よく最近批判されているのですが "SDGs のバッジ" ですよね。バッジをファッション感覚で付けている人が多いです。そして「ちゃんと理解してないのにね」なんて言われることが多いです。
実際当たっているので、私もバッジを付けていないんですよね。そう言われるのが嫌だから。なので、しっかり理解した上で取り組まないと色々と言われてしまいますから、ファッションではダメだということですね。

そして次のここが重要です。「ビジネスの視点を忘れずに」ということ。
よくあるのですが、ただ単にワーケーションして終わってしまう...それではダメなんです。例えば出張教室に行ったら、学生の意見を踏まえてちゃんとフィードバックをもらう、コワーキングスペースに行ったら、アイデアを一緒に考えたり、しっかりとネットワークを作ってくる。そういった成果がないと、せっかくやった意味がないですよね。

なのでちゃんと "ビジネスの視点" を入れてくださいということです。
「そうすることで、みんなが "持続可能" になるのよ」と諏訪さんが言っていますが、その通りですよね? 環境・社会・経済、これらが持続可能にならなければいけませんので、自社の利益もちゃんと考えていきましょうといった内容です。

そして「諏訪さんは何に取り組むんだい?」と社長が聞くと、色々ありますね(笑)。何か色々なことを一度にやっています。
さすが諏訪さんということで、最後締めくくられておりますが、やはり諏訪さんも「こうだと考えたらまず実践をする」。これ大事ですよね。だからこれだけ仕事ができるようになったと...。

私もそうですが、とにかく詰め込んでやっていくと、そのうちに "1年前には10かかった仕事が今では3でできる" 形で成長ができますので、まず実践してみるといったことをやってみてください。

SDGsの本質を理解する

では今日の解説に進みます。
「真の SDGs は本質の理解から始まる」ということで先程もお伝えしましたが、流行っているからではなく、この講座の内容のように本質をちゃんと理解してから、課題を解決してくださいということです。

中には「宣言できるから気軽にウチもやってます」という方もいらっしゃいます。ただそれはあまり良くない。ファッション感覚ですよね? と言われてしまいますので、そこに注意が必要ですね。

そして「ビジネスの視点も忘れずに」ということ。
やっただけで満足してしまうことも結構あります。SDGs に取り組んで「たくさんいいことしたな〜」で満足して終わってしまうこともあるのですが、それは絶対にやめてください。

"必ずビジネスでフィードバックを得る" 。そこまでが SDGs だということを忘れずにいてください。
「みんなが持続可能になる」というのがやはり一つの視点ですので、自社だけが損をしていたらそれは意味がないのです。自社が持続不能になってしまう。
なので必ず自社のビジネスの視点も持って取り組んでください。

いかがでしたでしょうか? ここまで「SDGs って何だろう?」「SDGs を理解する」、そして「SDGs に取り組む」、最後にこの講座「持続可能な地域へ」ということをお伝えしました。SDGs は流行っているからではなく、やはり本質を理解してしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。

例えば就職説明会などに来た若い方々が「御社は SDGs のどのゴールに対して、どのような取り組みを行っていますか?」と聞いてくることが多いんですよ。それに対して答えられないと、そんなもんかと思われて、絶対にその会社に就職しません。
だからこそ、本質をしっかりと理解して、しっかりと取り組んでください。

では今日の講座は以上とします。また次の講座でお会いしましょう。

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