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【チームマネジメント 第三回】適切な目標を設定する

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。
今日は「適切な目標を設定する」前回までで、チームタイプを分けましたね。今回からは実際にこのマネジメントをやっていく方向に進み、今日はその第一歩として「目標設定」について解説をしていきます。

グループとチームの違い

では早速漫画に進みましょう。
いきなりですが、「グループ」と「チーム」この違いを皆さん分かりますか?
「グループ」とは、学校給食の班みたいなもので、「チーム」とは、共通目的があるイメージだと2人が答えていますね。これはその通りなのですが、いわゆるグループというものは、この「共通目的があるかないか」でグループ or チームに分けられます。
つまりグループは共通目的がない。チームは共通目的がある。これは組織作りで実際すごく重要なポイントです。この共通目的がないと組織というのは上手く回っていきません。それだけではないですが、まずここをしっかりと覚えてください。

マネジメントの第一歩は目標設定ということですね。これはとても大事です。

ここで「二人のチームで設定されてる目標を教えてくれ」とノリ兄。小田さんと元喜君はそれぞれ目標を掲げています。
小田さんの場合は「新規クライアントを毎月1件獲得と、担当クライアントとのアポを月2回以上獲得すること」と、かなり具体的ですね。
元喜君の場合は「月次目標はなくて 日本中のビール好きの若者を増やす これを目標に設定している」と。

目標の種類

これはどちらも悪くないのですが、漫画左下を見てください。「目標」はこの3つに分類されるということで、目標は一つではありません。
これを見ていくと「意義目標」「成果目標」「行動目標」ですね。それぞれ「わかりやすさ」と「インパクト」で測ることができます。

例えば「意義目標」ちょっと曖昧でわかりづらいものです。ここですと元喜君の内容が意義目標ですね。
対して「成果目標」「行動目標」これは分かりやすいですが、インパクトが小さい。つまり小田さんの「クライアント毎月1件獲得やアポ毎月2回以上」はインパクトがあまりないですよね? ただ分かりやすい。なので成果目標・行動目標になるということです。

元喜君の方は「意義目標」しか設定されていません。実は意義目標とはとても大事なのですが、それだけですとみんな何すればいいか分からなくなってしまいます。ですので漫画左下で言うように「主体性があまり高くないときは、行動目標を立ててあげるというのも大切」つまり意義目標だけですと足りないということです。

次に小田さんの方は「成果目標」と「行動目標」しかありません。こちらも悪いわけではありません。
ただ、意義目標を設定しないと、ずっと同じ仕事やり続け、だんだんと何のためにやってるんだろう? と、モチベーション低下に繋がりかねませんのでご注意ください。実際に今のような変化の速い時代では、漫画右下にありますが、意義目標を設定して色んな状況に対応することも大事なのです。

つまり 意義目標・成果目標・行動目標 それぞれどこかに特化しているだけでは駄目なのです。必ず3つをバランスよくやっていくと、マネジメントはとても上手くいきます。

良い目標とは

では今日の解説に進みましょう。
まず「チームの存在意義 = 目標設定」になります。ですのでグループではいわゆる目標設定がなく共通目的がありません。ですがチームには共通目的があるということ。この「目的と目標」は少し違うのですが、今回は目標設定なので、目的と目標はほぼ同義だと思ってください。

そして良い目標とは、分かりやすく具体的である。(何をいつまでに のように)そして目標が仕事の意味に紐付いている。(なぜ の部分ですね)
分かりやすく具体的であるということは、成果目標・行動目標ですね。仕事の意義に紐づいているは、意義目標です。
だからこそこの意義目標・成果目標・行動目標の3つの目標がとても重要ですし、その結果として一人一人の行動が変わる。これは上級コースの「リーダーシップ」でもやっていますが、結構重要です。
目標と管理、この2つがバランス良くないと、マネジメントというのは上手くいきません。

今日は目標を3つに分類することやりましたが、これらは「わかりやすさ」と「インパクト」でそれぞれ大小があります。
前回やりましたチームの4つの分類がありましたよね? それぞれのタイプにより、意義目標がとても重要なチームもありますし、行動目標がとても重要なチームもあります。
特に「行動目標」これが重要となるのは、チームでほわっとした目標しかない場合。よくあるのが、野球型やサッカー型で連携はするのでが、なんとなくふわっとした目標しかない場合が結構あります。するとそれぞれ個人が何やっていいのか分からない。つまり職務がよく分からないということがあります。

元喜君のチームはそんな感じでしたね? 意義はあるけれど、成果目標・行動目標 これがしっかりしていないので、みんな何をやればいいのか分からない。「それ私がやるんですか?」みたいな感じでしたよね? だからこそ意義目標・成果目標・行動目標 これらをしっかりとバランスよく定めていく、それが重要となります。

いかがでしたでしょうか? 今日は目標設定ということで、まず目標とは1つではありませんでした。3つありましたね? その3つとは「意義目標」「成果目標」「行動目標」これらがバランスよく定まって、初めてチームというものは機能していくということを覚えておいてください。

今日の講座はここまでとします。また次の講座でお会いしましょう。

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