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【説得力のある話し方 第四回】褒めの魔力を活用する

皆さんこんにちは、戦略デザインラボ中小企業診断士の岡本です。今日は「褒めの魔力を活用する」という講座ですが、皆さん普段の生活で人を褒めたりしますか? 私は普段から周りの人を褒めようというのはすごく意識しています。

ただ、どうしても自分の子供に対しては難しいです。最初は褒めようと思っていて褒めていたとしても、そのうち言うこと聞かなくなったり話を聞かなくなったりすると、つい叱ってしまうことがあります。ただ、叱るという行為は先に「褒める」という行為が無いとただの叱責になってしまいますので、まずは「褒める」ということをしっかりと学んで、普段から活用できるようにしましょう。

褒めるメリット

漫画の解説に進みましょう。天龍さん、製作会社さんに依頼した動画がイメージと違うと不満顔です。外部の方に依頼したようですが、やっぱり難しいなと悩んでいます。その横で小川さんが電話越しに相手を褒めています。それを見た天龍さん、上手くいってていいなぁ…と思っているようです。
そこで天龍さんは小川さんに「どうやってこの社外の人とうまく連携をとっているの?」と聞いたところ、小川さんは「まず褒めることじゃないですか」と答えています。褒められて嬉しくない人っていませんよね。それが嫌味になるとちょっと良くありませんが、ただ褒めるということはそれだけやる気も出る要因となります。

こっちの意見も聞いてもらいたい、聞いてもらいやすいという部分も結構重要です。しかし天龍さんは褒めるのが苦手だということですが、皆さんも結構こういう気持ちはありませんか? 褒めるなんて歯が浮くよ…という方もいるかもしれませんが、しかし褒めるという行為はとても大事です。どうやったらうまく褒められるかなということを次に考えてみましょう。

小川さんの場合、「この資料よくできています」ではなく、「この資料、図やグラフが効果的に使われていて見やすいですね」と、具体的に褒められると嬉しいと話しています。諏訪さんが「素晴らしい!」といきなり大きな声で出てきましたが、褒めるときは具体的に、そして結果だけでなくプロセスも褒めるのがポイントだと話しておりますね。

プロセスを具体的に

「プロセスを褒める」のはとても良いことですが、ただひたすら褒めるだけでは「この人本当に言ってんの?」みたいな感じで思われてしまいますよね。褒めるのが行き過ぎてしまうと嫌味になってしまいますので、ちゃんと相手の良いところ、それから相手の具体的なプロセスというところも見つけていく。そこを褒めるということが大事です。
褒めるを活用すれば、良いコミュニケーションが円滑になるということですね。

では今日のまとめを解説します。まず、プロセスを具体的に褒めるということ、繰り返しになりますがこれはとても重要です。特にこの①と②ですが、まず①の「変化や成長に着目する」。「昔は下手だったのによくここまでできるようになったね」「最近本当に頑張ってるよね、これだけデザイン整えてもらったら本当にありがたいよ」など、そういった具体的に変化や成長に着目するとさらに良くなりますね。

続いて②ですが、「具体的な理由を言葉にする」。単に「さっきのプレゼンよかったですよ」と答えるよりも、「さっきのプレゼン、ちゃんとリサーチされてるのが良くわかったよ。本当に頑張ったんだね」と褒めると、具体的になりますよね。

そうすると、相手も自分が頑張った部分をちゃんと見てくれているなということが分かります。例えば、勉強したのに結果があまり良くなかった。ただ、例えば1科目だけすごく良かった。資格試験でも特定の科目だけすごく良くできた。そのようなとき、「本当に頑張ったんだね、苦手だったのにすごいじゃん。次はきっと上手くいくよ」と言ってもらえると、とても嬉しいですよね。
仕事でもそういったことは大事だということですね。

褒めの魔力

さて、最後は「褒めの魔力でコミュ力アップ」と書かれていますね。この褒めるという行為、実は仕事だけではないんですね。例えば家庭や恋人、友人など、そういった方々に対しても、褒めの魔力をうまく使っていくと、それだけコミュニケーションがうまくいきます。今日の講座を学んで「良かった」と満足するだけでなく、そこから実践していくこともつなげてみてください。

実践するには、ビジネスの場に限らず、家庭でも、またはプライベートでも、普段のたわいのない会話でも構いません。褒めるということを意識しながら普段から使っていくと、褒める力が上がっていきます。

今日の講座は以上です。余談ですが、この「褒める」という言葉をうまく使っている方に私は会ったことがあります。その方は、「中小企業診断士という立場でいろいろやって、それだけお仕事ねこなしてるのは本当に大変ですよね。だけど、大変だと思うことに力を入れてやってきたから、きっと今の岡本さんがあるんですよね」と私に言ってくださいました。
このような褒め方をされると、とても嬉しいですよね。自分がとても苦労したところ、または普段から意識してるところを相手がちゃんと見てくれて、頑張っているんですねと褒めていただくと、本当に嬉しいです。

ですので、まず褒めるということを意識する。具体的に褒める、成長やプロセスに着目して褒める、このような部分はとても重要です。さらに、相手のことをちゃんと見て褒める、相手のことを理解して褒めるということも重要です。
相手のことを理解して褒める、というのはどういうことかというと、もしかしたら相手はあまり褒められるのが好きじゃないかもしれません。そのような場合、単に褒めるのではなく、その人がどういう人でどういう価値観を持っているかを踏まえて褒める、ということを意識してみてください。

今日の講座は以上となります。また次の講座でお会いしましょう。

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説得力のある話し方

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